TOP 大阪府・メガネのアイトピア
アイトピアの
オリジナルフレーム日記!
当店、メガネのアイトピアの、
オリジナルメガネフレームの企画
についてレポートするページです。

新しい日記ほど上に来ます。ブログ風ですね。








2011/8/11


Meda(メダ)というメガネ


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




今回は、
強度近視メガネフレームのウスカル会
からリリースされて、

けっこう早く品薄
になってしまったという
オリジナル企画のメガネフレーム、
メダ(Meda)についてのお話です。




これまでのウスカルメガネには
なかなか見られなかった
大胆なフレームデザインを採用。

レンズの両サイドの部分に
スキマを設けて、

ゆったりサイズに見えて
なおかつレンズは小さく
ウスカルサイズの軽快感
を出せるようにしました。




サイズは、
標準的な大きさのレンズで作ると
40□24となりますが、

レンズのスキマを無くして
最大限に大きく作ると、
46□22にもできるという、

可変型メガネフレーム
となっています。





〜アイトピア店内にて〜


父「マ、マ、マ、マサユキ〜、
  えらいこっちゃ〜っ!
  今回のオリジナルのメダは
  4色つくったのに・・・・・・」

私「ドンドン売れて
  1色しか残ってないってことでしょ、
  知ってるよ。」




えらいこっちゃ〜っ


父「まず早々(そうそう)に売り切れたのは、
  ダークレッドやったのう」


私「そう、ダークレッドマットは、
  すんごく人気が出たね」




ダークレッドマットです


父「ほんでもって、
  続いて売り切れたのが、
  アーモンドブラウンと、
  ブラックの2色やったのう」


私「で、売れ残っているのは、
  黄緑カーキのつやあり
  だったね」





アーモンドブラウンマットです




ブラックマットです


私「メダは特別に
  売れ行きがよかったね、
  さっそく工場に追加生産を
  発注しましょう」


父「そりゃ当たり前や、
  追加生産はするとして、
  わしが問題やと
  思ってることはな・・・・・・」


私「何か?」


メダ
追加生産決定!!
(2011/8月現在)


父「この愚か者めーっ!
  色を決めたのはお前やろうがーっ!
  
全部ピッタリ売り切れるよう
  作らんかーっ!!」


私「むちゃ言わんでくださいよ・・・・・・(汗)」




ぜんぶピッタリ
売り切れさせろーっ!


父「そもそも黄緑カーキなんて、
  
色がマニアックすぎやろーっ!


私「洋服の世界では
  カーキ色はよくある色だよ?」


父「知るかーっ
  画像の写真にもうまく写らんような
  
あいまいすぎなカラー
  を作りおってーっ!」




写真にも
うまく写しにくい
あいまいなカラー


私「カメラの技術の高い人が
  高級なカメラで撮れば、
  ちゃんと写るみたいだよ」


父「またうちも、
  デジタルカメラを
  買い換えるかのう・・・・・・」

正面写真・原 靖宏


父「それにしても
  売れ残るような不利な色を
  わざわざ発注してからにーっ!」


私「ところがだね、
  実はそうでもないんだよ」


私「カーキは、実は、
  ほとんどの日本人の肌に似合う
  オールマイティーに近い色だよ。
  だから日本全国の
  ウスカル会の会員店さんは、
  
最後に残った
  
黄緑カーキのメダ
  をお店に置いておけば、
  メガネ上級者に選ばれる、
  手堅い人気商品
  として売れる、というわけ」


父「そんな
  わけのわからん理屈しるかーっ!」


上級者に選ばれる
手堅い人気商品
〔終〕









2010/12/13


Beatus(ビータス)というメガネ


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




当店アイトピアが参加する、
強度近視メガネフレームのウスカル会
ですが、

またまた
そこからリリースされました、
オリジナルメタルフレーム。

その名もビータス(Beatus)なるメガネについての
ご紹介です。




やや上がり目ぎみの、
意志の強いフェイスがチャームポイント。

オールチタンの品質で、
頑丈な長持ちが特色です。


レンズの上下幅が広く、
40歳代からの遠近両用レンズ
にも対応できる柔軟なモデル!




意志の強さを感じさせる、
大人のための
ウスカルチタンフレームです。


サイズは4種類あります。

いろいろな広さの顔のタイプのひとに
似合うモデルです。


42□18  42□22  42□26  42□30

の、4種類のサイズはそれぞれ、
目の中心と目の中心の間の幅
が、


42□18 57〜60ミリ
42□22 61〜64ミリ
42□26 65〜68ミリ
42□30 69〜72ミリ

というふうに、
対応できるようになっています。




上から、
小さいサイズ、
そこそこ小さいサイズ、
そこそこ大きいサイズ、
大きいサイズ、
の4サイズ展開です。



〜アイトピア店内にて〜


父「おうマサユキ〜、
  ビータスは、遠近両用レンズが使えるウスカルメガネ
  ということで製品化したもんだったのう」

私「そうだね。
  『横に広いウスカルメガネで
  遠近両用にもできるメガネ』
  が欲しかったんだったよね」




マぁ〜サぁ〜
ユぅ〜キぃ〜


父「見てみいや、わしの顔にピッタリやがな!」

私「そりゃぼくが、
  父さんの顔に似合うように
  イメージして作ったから」

父「わしの顔には、
  赤色が似合うんかいのう?」




赤色を濃くした色、
ディープレッドです


私「まあ標準的な日本人の肌には、
  赤色は似合いやすいもんだよ」

父「そういえば、うちでリリースした
  赤色系統の色は
  すぐに売り切れるのう・・・・・・」




こちらはウスカルフレーム、アリエルです。
赤色系統のフレームは
特別に大人気!!


父「なんで赤色だけ、
  すぐに売り切れてまうんやったかのう?」

私「そ、それはだね・・・・・・(汗)」




〜3ヶ月前〜


父「おいマサユキ〜、
  いよいよビータスが
  工場からできあがってきたぞ!
  フレームの色を決めんといかんのう」



私「そうだね、
  とりあえず考えているのは、
  大きいほうのサイズのビータスでは
  つやありグレー、
  つやなしグレーベージュ、
  そしてつやなしディープレッドの
  3色なんだけど」


父「ぬぬぅ!
  つやありグレーとつやなしグレーベージュがソックリやないか〜っ!
  しかも、つやなしディープレッドなんか作って、
  売れるんか〜!!?」


私「えーとだね、
  つやありグレーと、
  つやなしグレーベージュは、
  日本人の中でも、
  似合う肌の色が微妙に違うから、
  似ている色でも、
  どちらも必要だと思うわけだよ」


父「どうもようわからんのう」


私「あと、ディープレッドは、
  標準的な日本人男性で
  しかもオシャレなメガネを求めている人に、
  
意外なまでにバッチリとハマるカラー
  だから、どんどん売れると思うよ」


父「・・・・・・」





つやありグレーです。



つやなしグレーベージュです。



つやなしディープレッドです。


父「男が赤いメガネなんか
  かけるわけないやろーっ!
  赤いメガネは最低限しか作るなーっ!!」

私「おげぇぇぇぇぇぇぇぇーっ!!」



    ****


私「・・・・・・というわけで、
  すぐに赤だけ売り切れるんだよ」

父「わしのせいやったんかーっ!!?」





男が赤いメガネなんか
かけるわけないやろーっ!!
〔終〕









2010/8/20


Ariel(アリエル)いうメガネ


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




当店アイトピアが参加する、

強度近視メガネフレームのウスカル会

から堂々のリリース!



オリジナルメタルフレームの、
アリエル(Ariel)というモデルの
ご紹介です。




大きい顔の人用のモデルは、
男性的なイメージを強く持ちます


オールチタン製の、
スクエアカットが強い意志を感じさせる!

いろいろな広さの顔のタイプのひとに
似合うモデルとなっています。


1003273agriusgrheggs.jpg

立体感あるフォルム!


色も多数のご用意。

サイズも4つのサイズを設計しまして、
万全の構えです。


(40□20)〔小さいサイズ〕
(40□24)〔そこそこ小さいサイズ〕
(40□28)〔そこそこ大きいサイズ〕
(40□32)〔大きいサイズ〕

という、大小いりまじった
4種類のサイズが完備!




アリエルの
小さめのサイズです。
( 40□20 と 40□24 )


顔の小さいひとから、
顔の大きいひとまで、
どなたにでも好適フィット。



くわしくは、こちらもどうぞ。
アリエル(大きめサイズ)
アリエル(小さめサイズ)





アリエルの
大きめのサイズです。
( 40□28 と 40□32 )



〜アイトピア店内にて〜


父「おいマサユキ〜、
  アリエルはお前の発案で
  製品化されたもんだったのう。
  もちろん売れる売れないの責任は
  お前にあるんじゃ〜フォフォ」


私「よく言うよ父さん。
  ぼくはただ、
  
大きめの顔の人用
  
四角形のウスカルフレームを作ろう
  って言っただけでしょ」




お前にあるんじゃ〜フォフォ


父「そういえば、そうだったのう」


私「今回の『アリエル』は、
  
大きいウスカルメガネ用
  
デザインしたレンズ型だから、
  大きいウスカルメガネならイメージとおりだよ」


父「そういえばお前は、
  大きいサイズのアリエルには、
  色でずいぶんこだわっておったのう」




中心部の棒パーツ(ブリッジ)
が広くなっても、
あいかわらずカッコイイ!


私「とりわけ自信があるのは、
  
赤を極限まで濃くした特殊カラー、
  『ダークボルドー』かな」


父「ほとんど黒にしか
  見えんのじゃがのう・・・・・・」




ダークボルドーは、
赤色系統の暗〜い色です


父「しかしアリエルは
  決めておったんじゃ〜
  今回も4サイズで、
  メガネ業界のド肝を抜くということをのう。
  フォフォフォ」


私「そういえば父さん、
  そんなこと言ってたね」


父「とにかく4サイズなんやーっ!
  40□20
  40□24
  40□28
  40□32
  で、小さい顔から大きい顔までバッチリや!
  4サイズやと一気にできてくるから、
  スカーッとするんや〜っ」


私「ぼくだったら、
  いろんなサイズでいろんなレンズ型で
  細かくいろんなモデルを作って
  リリースするけど…」


4サイズだと、
スカーッとする?


父「そんなハンパなことゆうとるようでは
  お前はまだまだヒヨッコよのう。
  ふぇっふぇっふぇっ」


私「もちろん、
  小さいほうのアリエルも、
  色ではずいぶんと気を使ったよ。
  普通のピンク色は、
  四角形のレンズ型ではなかなか
  かっこよくできにくかったから……」


父「ピンクを避けて
  スミレ色を工場に依頼して、
  なんとかできてきたので、
  つやあり加工にしてリリース
  したんじゃったのう。
  フォフォフォ」




つやありのスミレ色です


私「トランクブラウンも、
  うまくいった色のひとつだね」


父「定番の色じゃのう」




トランクブラウンです。

トランクブラウンは……

年期の入ったトランクの色!


私「しかし、
  小さいほうのサイズ帯のアリエルは、
  どちらかというと、
  細面(ほそおもて)の顔をした人用
  になっているような・・・・・・」


父「な、なんじゃと〜!!?
  なんでそうなってしまったというんじゃー!?」


私「そりゃまあ、
  デザインの世界は謎に満ち満ちているから、
  そういう予想外の出来事も起こると思うよ」

デザインの
世界の、
予想外の出来事



私「細面(ほそおもて)じゃない人のために、
  また今度『フォローアップモデル』を
  作る必要があるかもね。
  同じようなサイズ帯で、
  レンズシェイプを変えた新しいモデルを……」


父「こ、このバカ息子めー!!
  われわれウスカル会の予算は
  限られとるんじゃー!
  お前のきまぐれのために、
  ポンポン新製品を開発できるかーっ!!



私「うんぎゃぁぁぁぁーーー!!!」





わしのきまぐれはいいけど、
お前のきまぐれはいかーん!!
〔終〕









2010/7/18


Zapo(ザポ)というメガネ


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




今回は、
当店アイトピアが参加する、
強度近視メガネフレームのウスカル会
からリリースされました、
オリジナルメタルフレームの、

ザポ(ZAPO)なるメガネについての
ご紹介です。


1007061aiuvheoisheiregs.jpg

つやありのブラックグレー。
変わった色合いです。


この「ザポ」は、
ウスカルメガネフレームの中でも、
サイズが大きいほうです。


眼の中心と眼の中心の間の幅が、
68ミリ〜70ミリの人に適合するよう、

「FPD70」というサイズ設定にして
作っています。


1007061aahvioheivhbiert.jpg

つやなしのブラウンです。


カラーは3種類!

「つやありブラックグレー」と、
「つやなしブラウン」と、
「つやなしベージュ」です。


1007061auihovhaeghveraer.jpg

こちらは、
つやなしベージュです。



〜アイトピア店内にて〜


父「おうマサユキ〜、
  ザポは、わしの発案を活かして、
  うまいことできたもんだのう〜」


私「父さんは単に、
  『横に広いウスカルメガネを作れ!』
  と言っただけだと思うけど」




フォッフォッフォッ


父「な、何を言うかーっ
  そこがわしの発案やと言うんや〜!
  レンズ部分と鼻幅をニュッと伸ばして、
  PD(ピーディー)が70ミリの人でも
  スッキリとかけられるメガネなんや



私「今回の『ザポ』は、
  眼の中心と眼の中心の幅が
  70ミリの人にかけられる、
  はじめてのオシャレウスカルメガネだね」


父「この調子で、
  もっとオシャレなメガネを
  たくさん作っていくんやー!」




私「それじゃあ次あたり、
  こんなデザインのメガネを
  つくってみたらどうだろう?」


父「ぐぬぬぅ!
  お前はわしの言ったことを
  まるで理解しとらんなーっ!!」




こんなデザイン


父「よく見ろ!
  
黒い丸を付けたところが、
  
ボリューム不足やろうがーっ!!」


私「こ、ここを
  ぶっとくしちゃったら、
  このメガネのシャープさが
  なくなっちゃうよ…



父「ほな、むりして
  作らんでもええがな。
  フォフォフォ」




私「そ、それじゃ、
  こんな四角形のメガネはどうだろう?」


父「ぬわぁーっ!
  やっぱりお前は、
  わしの言うことを
  理解しとらーん!!
  黒い丸を付けたところが、
  
ボリューム不足じゃーっ!!」


私「だ、だから、
  ここをぶっとくしたら、
  四角形のかっこよさが……」







父「ぜーんぶ却下や却下ー!!」


私「父さん、
  ほかのデザイナーメガネを見てみなよ。
  細見でシャープなつくりのメガネが、
  たくさんあるよ。」


父「お前はわかっとらんのう。
  ウスカルメガネは特別に、
  
レンズ部分が小さいから、
  レンズの横はぶっとくせんと失敗するんや〜」


私「失敗するかしないか、
  いっぺん作ってみればいいでしょうに。」


父「他のデザイナーがどうしていようと、
  
うちはうち流でいくんやー!!」


私「ぐぎゃぁぁぁぁーーー!!!」





他のデザイナーなんか、
関係ないんやーっ!!
〔終〕









2010/6/10


オリジナルメタルフレームについて



こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




メタルフレームのオリジナルメガネフレーム作りは
ムズかしいもの。




とくにその大変なところは、
パーツ選びにあります。

福井県のメガネ工場には、
さまざまなメガネ用のパーツがあるため、
サンプルの中から選ばなければなりません。






1006081aiuhrefheiurgtrg.jpg

腕パーツも、サンプルの中から
選ぶ必要があります。




うまく選べば
クリティカルヒット!

絶妙の選択をすることも可能です。




フロントのシェイプとうまく噛み合う、
腕パーツの選定の難しさといったらもう……





フロントのデザインと……



腕パーツのデザインの融合!!


ただし、
その作業の大変さが報われるような
有利なところもあります。

メガネでなかなか作られないような色で、
「意外とメガネで作れば売れるぞ!」
という色合いがわかったならば……

すかさずその色を
オリジナルメガネに採用することで、
自店の主力のメガネを確保することが出来ます。




いろいろな色を、
けっこう自由に作ることが出来ます。
〔終〕









2010/4/6


Gaius(ガイウス)というメガネ


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




今回は、
当店アイトピアが参加する、
強度近視メガネフレームのウスカル会
からリリースされました、
オリジナルメタルフレーム。

その名もガイウスについての
ご紹介です。




オリジナル開発のウスカルフレーム、
ガイウスの勇姿です。




これまでのウスカルメガネフレーム
と比べて、
横に伸びたサイド部分
を持つメガネですので、


これまでのウスカルフレームでは、

顔の横に
余裕のないかけ心地
になる顔


のかたにも、

今回のガイウスをかけていただくと、

安心してかけていただける
サイズバランス


を楽しんでいただけます。






「ガイウス」と名付けられた
このウスカルフレームは、
顔の横鼻が広めの人にも、
らくらく対応してくれます。
★PD(瞳孔間距離)が66〜68mmで、
目の中心と目の中心の幅が、
66〜68ミリの人向けです。
★顔幅は普通くらいか、あるいは、やや大きめの顔幅のかたです。
男性であれば普通かやや大きめサイズの顔幅。
(女性であれば、やや大きめの顔サイズのかた用です)


〜サイズ表記〜
●レンズ一枚の横の幅の長さ : 40ミリ
●レンズとレンズの間の長さ  : 28ミリ




そしてこのガイウス、
お客様に販売しているうち、
2つのすごい効果
があることがわかりました。

1つめの効果は
「顔そのものがほっそりと見える!」
ということです。
フレームのデザイン性が強めですので、
対比効果でお顔が小さく見えます。

2つめの秘密は
「目が大きく見える!」
ということです。
横のサイドバーが、目をフチ取る! ということで、
アイラインを引いたように目が大きく見えるようです。




ガイウスは、
好奇心を刺激するカラーも用意し、
2つのすごい効果が発見されて、
万全のオススメ体制に!


カラーは3色展開です。

まずはグレーマット。
つやなしのグレーですね。

標準的な男性用メガネフレームの色、
グレーのつやなしを採用。




カラーその1、つやなしグレー。
落ち着いた色合いです。


つぎに、つやなしカフェオレ。

モカベージュとも呼ばれますが、
山吹色系の「モカ」と呼ばれる色の中でも、
かなり明るい色です。

モカというよりこれは
コーヒー牛乳でしょうか。




カラーその2、つやなしカフェオレ。
これまでのメガネにすくなかった色を採用。


そしてダークグレーマット。
つやなしのダークグレーです。

ガイウスの先鋭性を、
もっともよく引き出し得たカラー。

もっとも顔を小さく、
目を大きく見せてくれることうけあいの色です。




ダークグレーは、
「小顔効果」と「目を大きく効果」を、
もっとも強くガイウスに持たせるカラーです。


このガイウス、
ウスカルフレームの中でも、
「顔を小さく見せ」、「目を大きく見せる」
という2つの特殊効果をもつメガネとして、

ウスカルフレームの世界に
旋風を巻き起こせるのでしょうか。





〜アイトピア店内にて〜


父「おいマサユキ〜、
  今回のガイウスは、
  かっこよくできたのう〜」


私「そうだね、
  とくに顔に丸みを帯びた人には、
  すごくウケているね」




ガイウスは、
わしの発案やからのう〜


父「わしの発案で、
  レンズ部分よりも、
  より横にギュッと伸ばした
  サイドパーツが、
  
丸みのある顔も
  スッキリと見せてくれる
んや!」


私「そのかわり、
  顔の細すぎる人がかけると、
  サイドパーツが
  横に飛び出しちゃうけど」


父「とにかく、
  わしのアイデアがうまくいったことが、
  今回はめでたいんやー!
  ポジティブシンキングで行くんや〜!」




顔に丸みを帯びた人に、
このガイウスは威力を発揮します。


私「目の小さめな人にも、
  ガイウスは喜ばれているね。
  『なぜか目が大きく見える』
  気がするとかなんとか。」


父「そのへんは、
  どうもようわからんのう〜」




フチ取ると、
大きく見える効果がある?


父「しかしこの色は、
  どうしたことかのうー。
  
コーヒー牛乳の色やないか!
  こんな色、これまで他のメガネであったか?」


私「このカフェオレカラーは、
  他ではあんまり見ない色だね。
  でも
あえて作ってみたんだよ。
  きっとアイトピアの
  
主力(しゅりょく)のカラー
  にまで、育っていってくれるはず!」


父「そ、そんな前例のないこと、
  わざわざ実行する必要が
  あるんかいのう…(心配)」




前代未聞のカフェオレカラーです。


私「前例のあることばかりじゃ、
  つまらないでしょ。
  これからもどんどん、
  
前例の少ないチャレンジカラーを製品化
  していくつもりだよ。
  どんなときも、攻めて、攻めていかなければ!」


父「おおっ!
  またわしの頭に、
  あたらしいオリジナルフレームのアイデアが、
  ひらめいたぞー!」


私「ひ、ひぃぃっ!?
  今度はどんな、
  エキセントリックなアイデア
  が飛び出してくるというんだー??〔ビクビク〕」


チャレンジカラー
を製品化!


父「お前がチャレンジャーなのは、
  色だけやのう…」


私「うーん、ぼくのアイデアは基本的に、
  できるだけ人に好かれるメガネを作ろう
  というのが基本になっているからね…」


父「その言いかたやと、
  まるでわしのアイデアが
  好かれるためと違うみたいやないか〜」


私「父さんのアイデアは、
  
みんなをびっくりさせることが、
  主眼になっている気がするよ……」


びっくり注意報…
〔終〕









2010/4/3


「メガネウキウキカラー」とは


こんにちは、
自称・
色の奇術師
岡本真行です。




日本人の感性になじむ、

お肌をキレイに見せるメガネの色選び

というのが、むずかしいんですよね。




メガネ業界以外の、

ファッション業界
インテリア業界

色選びについても研究して、
自社のオリジナルメガネの開発に活かさなければ… っ


メガネカラーの
選びかたとは?



父「ウスカルフレームにしてもなんにしても、
  色選びができばえのポイントになるのう」


私「うん、そうだね。
  日本人の感性になじむ、
  メガネフレームのカラー。
  
メガネウキウキカラー
  というやつを見つけていかないとね」




「色選びがポイントだのう」


父「その
  メガネウキウキカラーとやら、
  どういう色があるんかのう?」


私「そうだね、
  いまのところ見つけているカラーというと…」




私「『ピンク』に、
  『ベージュ』に、
  『トランクブラウン』。
  この3つは安定するカラーだね。」


父「そりゃ、これまでのメガネの世界にも、
  たくさんある色やし、
  間違いのない色やろう」



ピンクです。

薄茶です。

シブい茶色、
トランクブラウンです。


私「メッキの染色の工場が、
  それらの色を作ることを、
  得意としているかどうかにもよるけどね」


父「他には、なんかいい色はあるんかいのう?」




私「あと、安定して受け入れられる色は、
  『ライラック』に、
  『モカベージュ』に、
  『ダークブラウン』だね」


父「さっきの3つの色と、
  どう違うんかいのう……」



ライラックです。

モカベージュです。

ダークブラウンです。


私「
ピンクとライラック
  は似ているし、
  
ベージュとモカブラウン
  は似ているし、
  
トランクブラウンとダークブラウン
  は似ているね。」


父「ひとつのモデルを作るとき、
  似た色はカブらないように、
  作らんといかんぞー」



ピンク

ライラック

ベージュ

モカブラウン

トランクブラウン

ダークブラウン
カブるな危険


私「とくに
ライラックは、
  メッキ工場の人でも、
  ピンクを作るつもりでライラックを
  作っちゃったりすることもあるみたいだね。」


父「福井県のメガネのメッキは
  職人技やから、
  気温とか湿度で
  色が変わってしもうたり
  するらしいのう」



とくに、ピンクとライラックは
似すぎている……


父「ほかには何か、
  いい色はないんかいのう?」


私「まだまだ、
  
ウキウキ度の度合いの高いカラー
  を、見つけてあるよ。」




私「意外に安定して受け入れられるカラーで、
  『スミレ色』と、
  『カフェオレ』と、
  『ダークレッド』があるよ」


父「なんか、
  似たような色ばっかりやのう……」



スミレ色です。

カフェオレ色です。

ダークレッドです。


私「これからもまだまだ、
  いろんなメガネカラーを新開発して、
  リリースしていきたいんだけど」


父「ほほう、
  どんなメガネカラーを、
  リリースするつもりなんや?」



ピンク

ライラック

スミレ色

ベージュ

モカブラウン

カフェオレ

トランクブラウン

ダークブラウン

ダークレッド
これ以外にも……


私「まずはパーシモンだね。
  “だいだい色”ってやつ。」


父「えらいハデな色やないかー!!?」




パーシモンです。


私「あとはキャラメルだね。
  メルヘンチックな甘〜いブラウン。」


父「こんなメガネ出して、
  大丈夫かーっ!!?」




キャラメルです。


私「そして一番のオススメはこれ!
  キミドリだよキミドリ。
  やっぱこれしかないでしょう。」


父「そ、そ、そ、そんなへんな色、
  
本気で製品化するつもりかーっ!!」




キミドリです。


父「あ、あかんがな…
  こんなあほに、
  メガネの開発を任せるなんて、
  虎のオリに飛ぶこむような、
  ムチャな行為やがな……〔ブルブル〕」


〔終〕









2010/2/15


Lykeion(リュケイオン)という丸メガネ


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




今回は、
当店アイトピアが参加する、
丸メガネ研究会の、
オリジナル開発として、
限定少量生産となります、
セルフレームの丸メガネ。

リュケイオンについての
ご紹介です。




オリジナル開発の丸メガネ、リュケイオンです。


鼻パッドのない、
プラスチック樹脂のフレームは、
設計がとても難しいため、

作製は困難をきわめました。




鼻パッドを持たないメガネのため、
鼻に当たる部分の位置を、
少し下部に設置する必要がありました。


しかし、苦労したかいがありまして、
なんとかうまくできあがりました。




真円のレンズシェイプが、
見る者に伝統の息吹を伝えます。


今回は、
クラシックな雰囲気を出すため、

マット加工のプラスチック樹脂フレーム

を、多数作製しました。




バッファローホーンの色合いを模した、
サンドベージュのホーン柄のセルフレーム素材です。


マット加工ではない、
つやのある状態のセルフレームも
ありますが……




朱色をベースとした、
琥珀(こはく)のカラーです。
こちらはつやありの素材仕上げです。


はたしてどちらが、
よりクラシックの息吹を伝えることが、
できていたのでしょうか。




クリアな質感が、
いい感じです。



〜アイトピア店内にて〜


父「おいマサユキ〜、
  だいたいわしは、
  やぎには似とらんやろー!」


私「似てると思うけど」




やぎです。




父「わしがやぎやったら、
  お前なんかトドやないかー!!」


私「トドぉぉ!!?」






トドです。


父「それにしても、
  今回の丸メガネのセルフレームは、
  うちに10本ほど入ってきて、
  いま何本残っておるんや?」


私「残り3本です!
  それ以外はすべて
討ち死にです!!」


父「討ち死にやのうて、
  売り切れやろー!
  縁起でもない言いかたはやめんかーっ」




この3本以外にも、
10本以上も入荷していたのですが……


父「今回の丸メガネのセルフレームは、
  うちにあった、
  戦前のメガネをモデルにしたんやったのう」


私「そうだね、
  なぜか
地下室に眠っていた
  という、メガネの中から……」




私「あるセルフレームの丸メガネに
  注目してみたら、
  
鼻部分下部に設置されていたという」


父「鼻に当たる部分が、
  丸メガネの場合は難しいんやったのう」




私「それでなんだけど、
  次回あたり、この鼻部分のモチーフを、
  そのまま活かして……」


父「はい撤収撤収〜!」


私「むごごごごごー!!?」


〔終〕









2010/2/14


ピンクカラーの罠!


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。

最近はスーツを着て、
ビジネスの勉強会によく行きます。


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「不況でも、お客さまの心をつかむ商品づくり」

というのが難しいんですよね。

メガネ業界以外の、
商品開発の苦労話も参考にして、
自分の仕事の経験に活かさなければ… っ





父「ウスカルフレームをかけるのは、
  女性が多いからのう。
  ウスカルフレームの生命線は、
  ピンクカラーの出来映えにかかっておるのや」


私「うん、そうだね。
  ティフィールチャオというモデルの、
  ピンクはとても標準的で、
  かけこなしやすい色合いだね」




ピンク色です。


父「ティフィールチャオは、
  少し淡い色合いのピンク
  を出してくることもあるのう」


私「うすい色使いのピンクが合う人は、
  こちらもいいかもね。」




わずかにパール調のかかった、
ピンク色です。


父「もっとクリアーなピンク色を、
  出しておるメーカーもあるのう」


私「このピンクはなかなか、
  工場で出すのが難しいカラーだね」




ピンク色です。


父「やや青みがかった、
  スミレ色のピンクのメガネもあるのう〜」


私「写真ではわかりにくいけど、
  青みがかったスミレ色は、
  静かな印象になりそうだね」




スミレ色の色合いです。


父「ライラックとピンクは、
  違う色だとか言っていたが……」


私「画像では見分けがつきにくいけど、
  赤紫
をうすくすれば
  ライラック
になるし、
  赤色
をうすくすれば、
  ピンク
になる感じだね」




ライラックの色合いです。


父「ピンク色を使うのに、
  適したフレームのかたちと、
  適さないフレームのかたちがあるとかなんとか」


私「そうだね、
  スクエア(四角)のかたちだと、
  ピンクの活用はハイレベルになるし…」




スクエア(四角形)だと、
ピンクの活用はハイレベルに!


私「フォックス(三角形)のかたちだと、
  ピンクを活用したフレームが、
  作りやすくなるみたいだね」


父「それにしても……」




三角形などだと、
わりあいピンクにしやすいです。


父「オリジナルフレーム日記
  とやらの内容に少々、
  
誇張と脚色
  が多いようだのう」


私「ギクッ」




「誇張と脚色が多いようだのう」


父「どうせ書くなら、
  もっとまじめなことを書かんと
  いかんやろー!」


私「あのねー父さん、
  メガネ屋のホームページで真面目なこと書いても、
  
ぜんぜん目立たないんだよ」


父「な、なに〜!!?」


私「不況の時代で生き残るために必要なのは、
  
とにかく業界でイチバン目立つことをする!
  だから」


父「あほらしいのでいちばんになって、
  どうするんや〜!!!」



私「とにかくワクワクする会社になれば、
  まわりの人からの認知度もアップして、
  この不況期でも好循環になれるんだよ。
  だからぼくは自分のホームページの記事で、
  
脳内ドーパミンをドパドパ刺激すること
  ばっかり書いているんだよ」


父「だいたいわしは、
  こんな
へんな言葉づかいとちゃうやろ〜!
  それにフォフォフォとか
  ふぇふぇふぇとかおかしな笑い声も、
  出したことないわー!!」


私「だって、
  現実をそのまま書いたって、
  
ちっとも面白くないでしょ?
  いかに楽しく
現実を脚色できるかが、
  新世代のビジネスの存在価値だよ」


父「うぬぬぅ〜
  な、なんで息子がこんな
ストレンジャー
  育ってしもうたんや…
  いったい誰に似たとゆうんや……(ガタガタブルブル)」



〔終〕









2010/2/12


近況について


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




メタルフレームのオリジナルメガネフレーム作りは
ムズかしいものですが、

セルフレームのオリジナルフレーム作りも、
またムズかしいものです。




セルフレームの素材は、
現代ではアセテートという材質であります。

こんな板、
アセテート板を、
工場で切り抜いて、
セルフレームが作られるわけですね。




アセテート板は、
工場に大量に在庫されており、

どのセルフレームを作るときに、
どの素材を使うか

を、ひとつひとつ指示しなければ
なりません。





〜店内にて〜


私「あのー 父さん、
  いつもアイトピアの店のホームページ作りは、
  店の1階のパソコンで
  することになってるんだけど」


父「そうやったのう、
  それがどうかしたんかのう?」


私「店の1階のパソコン、
  父さんが使ってばっかりで、
  なかなかぼくに回ってこないね」




父「わしが、
  メガネの加工をしてる間に、
  ホームページ作ったらええやろ」


私「父さん、すぐに、
  『わしが打つから代われ!』
  って言うから、
  集中できないんだよ」


父「どうせまた、
  くだらんオリジナルフレーム日記でも
  書いとるんやろ。
  ああいう、
  自分とこの手の内を見せるようなのは、
  書かんほうがええのんやぞー」


私「…………」





「わしが うつから かわれ!!」


私「メタルフレームの
  オリジナルフレーム作りは
  順調に進んでるけど、
  セルフレームの
  オリジナルフレーム作りは、
  なかなか進まないね」


父「そりゃ、去年にわしが、
  『セルフレームのオリジナルを、
  たくさん作れー!』
  ってお前に指示したから、
  じゅうぶん数が足りてるんや。
  当分は新作をドバッと出す必要は、
  ないやろうのう〜」




私「ドバッと大量に作るのは、
  しばらく置いておくとして…
  少量生産したものを、
  オリジナルセルフレームとして、
  ちょくちょく作って、
  リリースしていきたいんだよ」


父「なんでそんなこと、
  せなあかんのや?」




チョコレートブラウンの、
横流れ。


私「マーケティング・テストだよ。
  これまでになかった、
  色使いの素材が、
  どのくらいよいセルフレームになるかは、
  実際にメガネに作ってみないとわからない
  ものだからね。」


父「まどろっこしいのうー
  当分は新作はいらんって、
  ゆうとるやろー」




ダーク紫のクリア地カラーです。


私「新作が大量に必要ない時期に、
  少量生産でちょくちょく、
  新型カラーの製作をして
  実演しておかないと、
  いざ大量に新作セルフレームが
  必要になったとき、
  とても困るよ」


父「そこはお前、
  なんとかするのが
  腕の見せ所やろ〜」




若者に受けそうな、
アーモンドブラウン!
しかもクリア地にストライプ。


〜3年前〜


父「よーし!
  いよいよ、大きいメガネ研究会
  オリジナルフレームとして、
  セルフレームがたくさん必要になったでー」


私「たくさんっていうけど、
  最初はちょっとづつ、
  大きいサイズのオリジナルフレームを
  リリースしていったほうがいいと思うよ。
  セルフレームに関しては」




今年になって見つかった、
女性向けのかっこいいセルフレームカラー。
ぜひ作ってみたい質感ですね。


父「なんでや?」


私「理由は2つあって、
  『セルフレームのカタチの演習』と、
  『セルフレームの色合いの演習』だね。
  どちらも、実際に細かく、
  いろんな種類のセルフレームを作ってみないと、
  経験が積めないんだよ。」




ウォームグレー。
ふつうのグレーカラーよりも暖かい色なので、
より売れやすいと思われます。


父「却下ー!!
  いますぐ大量生産するんやー!!」


私「え゛え゛え゛ー!!!?」


父「必要になるのは
  シンプルな色ばっかりやから、
  演習なんぞいらんわいフォフォフォ」


私「ちょっとひねった色も、
  必要になるんだってー!!!」




ライトターコイズ。
これはきれいな配色!
少量生産で品揃えすると有利……??


〜そして現在〜


私「ふぅーなんとか、
  あれからできる範囲で経験を積んで、
  セルフレームで使えそうな素材のデータが
  そろってきたぞー!
  色選びのセンスも、
  だいぶ成長したしね」


私「それで結局、
  ハイセンスな人向けのアートな色
  のセルフレームも作れるんだけど、
  そういうのは
少量生産にして、
  ちょっとだけ置いておくのがいいんだよ。
  それで、シンプルで使いやすい色のセルフレームは、
  多めに作って工場在庫するのが、
  有利な戦略という結論に……」




シルバーグレイの
ストライプ素材です。


父「あのなーマサユキ、
  悪いがもう、
  セルフレームのオリジナルは、
  地味な色だけでええぞー。
  たくさん作りすぎて、
  もう
品揃えがそろってしもうたから」


私「ウ、ウ゛ギャァァー!!!」




ヤマブキ系ソリッドベージュ。
この素材は、「裏返して使う!」と指示して作ると、
売れやすいカラーに大変身しそう。
〔終〕









2010/1/22


ラミューというメガネ


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




今回は、
当店アイトピアが参加する
強度近視メガネフレームのウスカル会
より リリース されました、


オリジナルフレームの
ラミュー
のご紹介です。


サイズは38□22でして、
レンズ一枚の横幅サイズが38ミリなんですね。


かなり小さいサイズです。
目と目の間の幅が、60ミリの人用です。
(男性なら極小の顔サイズ用。
 女性でも、かなり小さな顔用です)




色は4色。


まず目立つのは、
つやなしのオレンジ色ですね。


すこし柔らかめの、
刺激の少ないオレンジを採用しています。




そして
つやありのバーガンディー。


これは、赤色
を濃くした色 ではなくて、
スカーレット
を濃くした色 となっています。


ある種の日本人の肌の色に、
オソロシイほどにバッチリと似合うようです。




さらに、
つやなしのソフトベージュです。


すこし柔らかめの、
肌の色に近いようなトーンのベージュです。




中でもオススメは、
つやなしのソフトなライラックです。


赤紫
を、
うすくした色
となっています。




このメガネ『ラミュー』が似合う人は、
顔の小さい女性がほとんどとなりますので、
ピンクに近い色目は、
とてもなじみやすいというもの。




フレームシェイプも、
さまざまな人の顔に対応できるよう、
バランスよいかたちとなっています。




一枚のチタン板から切り抜いた、
チタン切り抜きフレームとなっております。


チタン切り抜きによる
ウスカルメガネフレームも、
ずいぶんとモデルが増えてきました。





〜店内にて〜


父「今回のラミューは、
  会心の出来やったのう〜
  ええこっちゃええこっちゃ〜」


私「今回のラミューのデザインは、
  ほとんどぼくが担当したんだったよね」




父「そういえばお前が、
  
『あるメタルフレームをモデルにして、
  
新しいウスカルフレームをつくれば
  ぜったい売れる』

  とかなんとか、
  言っておったのう」


私「そうそう、これこれ。
  これをモデルにしたら、
  
いいウスカルフレームができるって、
  言ってたでしょ。
  それでラミューができたんだよ。」




これ…


私「しかし、おかしいぞ…
  なんだか、元のモデルにしたフレームと、
  このラミューは、
  印象がだいぶ違うな〜」


父「そりゃ、サイズが違うからやがな」




これの雰囲気と…


私「いや、それだけじゃなく…
  もっと
根本的ななにかが、
  大きく違う。
  ラミューと、モデルにしたフレームは
  
まったく違うイメージを持っているぞ」


父「ずびびびびびび ずびびびびび
  (イビキをかいて居眠り)」




ラミューの雰囲気は、なにかが違う??


私「そうか、わかったーっ!」


父「パチィィィン!(水ばなが割れる音)
  あ゛ーびっくりこいた!」


私「モデルにしたメガネは、
  『涼しい』メガネだったんだけど……」




これは、涼しいデザインのメガネ。

←男性的 女性的→

『涼しい』メガネという、
カテゴリーがある!


私「今回にできてきたラミューは、
  『空想的な』メガネの
  デザインになっているーっ!!」


父「どうゆうこっちゃねん、
  レンズシェイプはごっつう似とるでー?」




これは、『空想的』なデザインのメガネ。

←男性的 女性的→

『空想的』なメガネという、
カテゴリーがある!


私「いったいなぜだ…
  なぜメガネデザインのカテゴリーが、
  変わってしまったんだっ!!?」


私「そうだ、ブリッジ部分だ!
  レンズとレンズの真ん中の棒(ブリッジ)がっ!
  もとのモデルは淡々とした
  まっすぐめラインだったが……」




ブリッジ部分が、
淡々としたゆるいライン!


私「ラミューでは、
  レンズとレンズの真ん中の棒(ブリッジ)
  が、やや下つきになっていて、
  なおかつ
躍動的なラインになっているっ!
  ラミューは曲線のドレープ豊かなライン!」


父「昨日の昼に食った、
  
塩ラーメンはうまかったのう〜 ふぉふぉ」




ブリッジ部分が、
躍動的なドレープに!


私「なぜだ、なぜなんだ…
  なぜ我々がオリジナルフレームを作ると、
  
涼しいメガネが、
  
空想的なメルヘンチックメガネに、
  
へんかしてしまうんだーっ!?」


父「梅田は
食いだおれの街やから、
  食べるもんはうまいもんばっかりや〜」




私「はっ! わかったーっ!」


私「工場だっ! 工場のクセだーっ!
  工場でメガネを作ってる人が、
  
『空想的な』メガネばっかり作ってるから、
  そうなってしまうんだーっ!」


私「そ、そういえば、
  
ラミューをデザインしたメーカーの社長さんも、
  『空想的な』メガネが似合う顔だったな…
  似合うメガネのグループは、
  
メガネ作りの感性をも
  
規定している
  というのか… っ!?」


父「空想的でメルヘンチックなのは、
  お前の頭だけや……」




そういえばアイトピアの外装も、
自分でデザインしたから
メルヘンなケーキ屋みたいな外壁にーっ!!



〜9年ほど前〜


私「うちのお客さんが、
  なかなか増えてこないねー」

父「なんでお客さんが、
  うちにたくさん来てくれへんのやろうな〜」


私「これまでの産業時代と
  同じスタイルでやってるお店は
  これからは
時代の変化の波
  ついていけなくなるみたいだね」


父「そ、そんな理由なわけないやろー!
  いまはたまたま不況なだけや!
  あと5年もしたら
景気も回復して、
  またお客さんが戻ってくるんや!」


私「いや、僕の考えだと、これからますます
  メガネ世界でも
二極化が進んで、
  人気の出るお店と出ない店が、
  ハッキリと別れちゃうと思うね。
  
店の改革をはじめるなら、
  いましかチャンスはないと思うなー」


父「いかんのう〜
  そんな考えであわてて店をいじると、
  お客さんは増えず、
  ますます体力をなくして、
  命取りになるでー」


私「それじゃ、僕がお金をかけずに、
  できる範囲で
お店を改造していくよ。
  大学行きながらだけど、
  ノコギリと大工道具を用意してくれれば」


父「いまは品揃えにもなににも、
  とにかくお金を使わないようにして、
  ガマンするのが賢明なんやー!
  よけいなことは
なんにもせんでええんや〜!!」





〜そして今〜


私「……てなこと昔言ってたね父さん」


父「さ、さあーて、
  なんのことだったかいのう ? ?
  ふんふ〜ん」


私「というわけで、
  父さんが自分の好きなように
  メガネをデザインすると、
  どうしても『空想的』なメガネ
  になってしまうんだよ。
  父さん自身が、
  
『空想的』なメガネが似合う顔のタイプだから。」


私「でも洋服屋ならそれでまだよくても、
  メガネ屋はそれじゃいけないんだよ。
  メガネ屋の場合は、
  
いろんなタイプのデザインのメガネを、
  用意しておくべきものだと思うよ。
  だから
多くのメガネデザインのコンセプト
  オリジナルフレームをたくさん…(以下略)」




店の外壁がケーキ屋だからといって、
空想的なメガネばかり品揃えすると、
お客さんが限定される??


父「ええい!
  しゃらくさいわー!
  わしのデザインセンスは、
  ユニバーサル・オールマイティーなんやーっ!!



私「ぜんぜん聞いてくれないー!!!」




わしのデザインセンスが
いちばんなんやー!!
〔終〕









2010/1/21


岡本家の忘年会


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




オリジナルフレームの開発はムズかしいものです。
なにせ、それまで
この世になかったものを、
新たに生み出さなければならないのですから。


それにまつわる苦労も、
ひととおりのものではありません。





〜2009年の年末〜


父「今年もようがんばったさかい、
  家族で忘年会じゃ〜
  コース料理たのんで
  まんぷく食べるで〜
  ムシャムシャ」


私「父さん、そろそろぼくにも、
  オリジナルフレームのメタルを、
  1人でデザインさせてよ」


父「だめや(きっぱり)。
  お前1人に任せると、
  売れへんもんができて
  困るからのう〜」


私「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!?」


父「いっぺんたりとも、
  お前オンリーでは、
  デザインはまかせられへんのぅ〜
  ふぉっふぉっふぉっ」




ふぉっふぉっふぉっ


私「そういえば昨日、
  ぼくがこんなウスカルフレームを描いて、
  デザインしたら…」




私がデザインした図面を…・・・


父「そうやのう、
  
その場で描き直したったわい。
  おかしなメガネは修正せんとのう〜
  ぐふぉふぉ」




その場で、描き直しちゃった〜!


私「中央の棒(ブリッジ)は、
  このモデルの場合は、
  
ちょっと下めにしたほうが、
  カッコイイよ」


父「そんな、基本をハズれたことされると、
  困るんじゃがの〜」


中央の棒(ブリッジ)を、
下めにしたほうが
いい場合とは?


私「いや、逆に
基本を守ってるんだよ。
  人間の中には
  
『理知的』なメガネが似合う顔
  というのがあってだね」


父「毎度のことながら、
  ようわからんのう」


←男性的 女性的→

『理知的』なメガネという、
カテゴリーがある??
『理』グループの顔

『理知的』なメガネが、
いちばんなじむ顔
(強度近視に
なりにくい


私「この『理知的』なメガネが似合う顔の
  人用のメガネは、たいていブリッジが、
  
しばしば下めについているんだよ。
  (逆にやたら上についてる場合もあるけど)」


父「それがどうかしたんかいのう?」




某フレンチブランドのメガネ。
ブリッジがやや下めについているか……





さもなくば、
やたら上めについています。
(2本とも、アイトピアには置いていないメガネです)


私「で、このデザインのメガネは、
  『理知的』な顔に合うように、
  デザインしたウスカルフレームなんだよ。
  だから
ブリッジは下めにつけていいと思うんだ」


父「お前のう…
  『理知的』なメガネが似合う顔は、
  強度近視になりにくい
  んじゃなかったんかいの〜?」




このデザインコンセプトなら、
ブリッジはやや下めでもいい??


私「それなら心配ご無用。
  
おもいきり理知的なデザインにしちゃうと、
  『理知的な顔』の人にしか
  かけられないけど、
  
そこそこ理知的なデザインのメガネだと、
  けっこう
いろんなグループの人
  かけられるみたいだよ」


父「わけわからんわー!!」


←男性的 女性的→

『理知的』なメガネという、
カテゴリーがある!
←男性的 女性的→

『そこそこ理知的』な
デザインのメガネは、
これだけのグループの人に
かけてもらえる!
(ピンクと黄色のグループの顔!)
ピンク 超得意!
黄色 そこそこ得意
かなり苦戦


私「たとえば、我々親子はふたりとも、
  『空想的』なメガネが似合うグループ
  といって、
  
ポップアートメルヘンロココ調や、
  
宇宙船みたいなデザイン
  のメガネが似合うタイプなんだけど…」


父「??????」




この私、岡本真行が、
いまかけているメガネです。
(宇宙船っぽいメガネ)


私「『空想的』なメガネが似合う顔
  のグループは、
  ホルモンバランス上でどうやら、
  『理知的』なメガネが似合う顔
  の
おとなりさんだから、
  ぼくみたいな顔でも、
  『そこそこ理知的なメガネ』
  は、かけられるわけだよ」


父「ホルモンバランスてなんや〜???」


←男性的 女性的→

『空想的』なメガネという、
カテゴリーがある!


私「まあそれはともかくとして、
  
強度近視になりやすい顔面ベスト3が、
  『ミステリアス』なメガネが似合う顔と、
  『空想的』なメガネが似合う顔と、
  『涼しい』メガネが似合う顔だから…」


父「だからなんやその分類は〜!!!?」


←男性的 女性的→

『ミステリアス』なメガネ、
『空想的』なメガネ、
『涼しい』メガネ、
というカテゴリーがある!


私「強度近視になりやすい顔の
3タイプは、
  『そこそこ理知的なデザインのメガネ』で、
  いちおう
ぜんぶフォローできる!」


父「そりゃ お前の
脳内だけのことやー!!」




このデザインコンセプトなら、
強度近視の人に広く受け入れられる!!

←男性的 女性的→

『そこそこ理知的』な
デザインのメガネは、
「ミ」と「空」と「涼」を
ぜんぶフォローできる!
ピンク 超得意!
黄色 そこそこ得意
かなり苦戦


私「ちなみにティフィールチャオは、
  
『涼しい』メガネという、
  グループの人の顔用だから。
  ほら、
涼しいデザインでしょ?」


父「そんなん言われても、
  わからーん!!」




涼しいデザインの、ティフィールチャオです。


私「ティフィールチャオだと、
  こうなるワケだよ。
  『空想的』なメガネが似合う顔が、
  やや苦戦する。
  まあチャオは
超すなおなカタチだから、
  なんとかいけるんだけど」


父「ぐがー ぐがー (爆眠)」


←男性的 女性的→

『涼しい』デザインのメガネは、
これだけのグループの人に
バッチリ似合う!
(ピンクと黄色のグループの顔!)
ピンク 超得意!
黄色 そこそこ得意
黒色 ふつうの相性
かなり苦戦


私「さらに父さんが、
  細いフチを太めに修正しちゃったことだけど…」


父「そんな細いデザイン、
  たよりないやろー!
  チタンの切り抜きフレームなんやから、
  
丸みを帯びたデザインにするべきやー!!」




細いフチを……



太めに修正したくなる心理とは??


私「太めの丸みを帯びたフチが一番なじむのは、
  
『空想的』なデザインのメガネなわけだよ。」


父「だから、
  そんなん言われても
  ワケわからんがなー!!」




丸みを帯びさせることで、
空想的なイメージがアップ!!


私「ほら、『理知的』なデザインのメガネを見てみなよ。
  しばしば
直線的にデザインしてあるでしょ?」


父「グ、グムムムムー!!!」




某フレンチブランドのメガネ。
直線的にデザインされています。





やっぱり理知的なメガネは、
直線的にデザインされてます。
(2本とも、アイトピアには置いていないメガネです)


私「だから、
  『そこそこ理知的』なデザインの
  メガネをつくるなら、
  フチに丸みを帯びさせる必要は、
  さほどないワケだよ」


父「またぞろ、
  ワケのわからんことをーっ!!」




フチは丸みを帯びていないほうが……



理知的にしたい場合はよい??


私「ティフィールチャオだって、
  フチは
細くデザインしてあるでしょ。
  『空想的』なデザインじゃないなら、
  細いデザインにするという手も、
  有効な場合があるんだよ」


父「くぅ〜っ!
  ぬぐぐぐぐぐー!!」




フチが細いデザインにしてある、ティフィールチャオです。


父「ええい!
  しゃらくさいわー!
  チタンの切り抜きフレームを
  細みになんぞしてしもうたら、
  
チタン素材がもったいなやろー!
  できるだけ素材は大切に扱わんといかんのじゃー!
  環境保護やー!!」


私「ひらきなおっちゃったー!!!」




わしのデザインセンスが
いちばんなんやーっ!
〔終〕









2010/1/15


真冬の夜の夢


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




オリジナルフレームをつくる、
というのは、
案外に難しいものです。


どんなカタチで作ればいいのか、
どんな色で作ればいいのか……









それはさておき、
さいきん見た絵画で、


ゴヤという人が描いた、
ちょっと殺風景な絵が
印象に残りました。




中心に、
何者かが化けた大きなヤギの姿が。

謎めく絵ですね〜
ともかくわけがわかりません。





〜2年ほど前〜


父「それにしても、
  オリジナルフレームでムズカしいのは、
  ウスカルフレームやのう〜
  しかもその中でも、
  目と目の間の幅の広い人用のウスカルフレームが、
  ダントツにムズカしいわい。」


私「そうだね〜
  目と目の間の幅が70ミリとか、
  けっこう広い人用のウスカルフレームだと、
  レンズの左右に、
  
いかにボリュームを出すかが、
  とても肝心になってくるね。」




目と目の間の幅が広い
ウスカルメガネフレーム?




父「なんか、いいアイデアは、
  ないんかいのう?」


私「そうだね、たとえば、
  こんなデザインにして、
  横幅のボリュームを出したり……」




こんなデザインで、
横幅のボリュームを?


私「あるいは、こんなデザインにしたりして、
  横幅のボリュームを出すのはどうかな?」


父「…………。」






あるいはこんなデザインで、
横幅のボリュームを?




父「アホかー!
  そんな
おかしなデザインのメガネ、
  誰もかけたがれへんわー!!」


私「ぎゃぴーーーー!!!」




父「わしのアイデアをもとにして
  製作されたガイウスを見てみい!
  これなら誰でもかけられるがなー!」


私「そうなんでしょうか…」











父「わかっとらんの〜
  やはりお前のように、
  
苦労を知らん世代の人間は、
  内面からにじみ出るデザインは、
  なかなかできんもんやのう フォフォフォ」


私「そ、そうなんでしょうか…」





〜10年ほど前〜


父「うむぅ〜
  アイトピアもかれこれ20年間営業してきたが、
  さいきんはお客さんが減ってきたのう。
  なんでなんかいのう」


私「そりゃ当たり前だよ。
  店の
内装がギュウギュウ詰めだし、
  商品も
父さんが選んでるから、
  センスが時代にまったく追いついていないしね。」




父「とにかくお前は、
  いまは働くんやー!
  若い頃から苦労しとけば、
  将来まじめな性格になるんやー!」


私「はっはいーーー!!!」






『一日の半分は大学生活……』



私「京都まで通学するのしんど〜っ!
  父さん、京都に下宿したいよー!」


父「アホかー!
  そんな金ないわー!
  店で働きながら大学に通うんや〜!」




『大学から帰ったら店で勤務……』


私「
店の改革をしなければー!
  ノコギリで内装をいじって、
  商品展開と店舗経営の戦略を
  勉強しなければーっ」


父「あーそこそこ!
  そんな配置にしたら
  居心地が悪くなるがなー!
  もっぺん元のカタチにもどせ〜!」




『深夜は親戚の銭湯でバイト……』


父「親戚の銭湯で、
  嫁の実家のおじいちゃんがたいへんやから、
  お前がちょっと手伝いにいったってぇなー
  深夜まで掃除やでー ふぇっふぇっふぇっ」


私「ひー ひー ひー!
  夜の12時まで受けつけやって、
  そのあと3時まで掃除しんどい〜」




『早朝は朝6時に起床……』


私「ひぃぃ〜!
  おちおち寝てもいられない−!!」





〜そして現在〜

私「はっ、夢か!?
  つい昔のことを思い出してしまったーっ!」


父「どうしたんやマサユキ、
  勤務中にうたた寝なんぞしてからに」




父「まだまだお前は、
  苦労が足らんのう〜
  若いときには、
  もっともっと苦労しとかんと、
  わしみたいな
まじめな人間には、
  なられへんぞぉ〜」


私「ギャァァァァァーーー!
  やぎの化け物ーーーー!!」




ふぉっふぉっふぉっ
〔終〕









2010/1/11


ルキウスというメガネ


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




今回は、
2008年から2009年ごろにかけて
リリースされた、
ルキウスなる、
ウスカルメガネフレームの
ご紹介です。


1001101serbrdhbdd.jpg


このルキウス
ぜんぶで合計、
9カラーも作製されたのですが……


それらのうち、
何色かはすでに、
メーカー在庫がなくなり、
各取り扱い店に
残りが置いてあるのみ
という状況です。


1001101ergsrbdyhndt.jpg

当店アイトピアには現在、
6カラーが健在です。


マットゴールドは、
近未来的なイメージの顔
になれると評判でした。




マットゴールド。
すでにメーカー在庫は売り切れです。



ナイトブラックは、
ベーシックな雰囲気を持つ
便利なカラーでした。




ナイトブラック(つやありチャコールブラック)。
すでにメーカー在庫は売り切れです。



コンビカラーは、
チョコブラウンとマスタードの組み合わせが、
真っ先に在庫がなくなりました。





チョコブラウンとマスタードのコンビカラー。
表面にチョコブラウン、裏面にマスタードを配置。
すでにメーカー在庫は売り切れです。



コンビカラーの2つめ、
パールグレーとクリームのコンビは、
独特な雰囲気が出るという、
変わりダネの色合いでした。
この色もやっぱり、メーカー在庫は売り切れです。





パールグレーとクリームのコンビカラー。
表面にパールグレー、裏面にクリームを配置。
すでにメーカー在庫は売り切れです。




当店アイトピアには現在、
6色のカラーがラインナップ。
(2010年1月11日現在)


1001101ergsrbdyhndt.jpg


サイズ表記は、
42□25でして、
目と目の間の幅が、67ミリの人向けです。

(男性なら標準の大きさ。
 女性なら標準よりやや広め
 の大きさサイズです)


1001101cvsdgvgtsgbsrth.jpg


トランクブラウン。
つやなしのコゲ茶ですね。

深煎り(ふかいり)の
コーヒー豆のような風合いです。


1001102vsdvdbbetes.jpg


ミストライトブラウン。
つやありのライトブラウンですね。

鈍くやわらかな、
なんともいえないわびしさを感じる色です。


1001102wafheriuhouisgdrht.jpg


パールグレー。
つやなしのオイスター系ライトグレーです。

ホワイトにも近い、
真珠の色を再現したカラーリング。


1001102rafawguehfgsrsth.jpg


ライラック。
つやなしの優しく薄い赤紫ですね。

ほぼピンク色だと、
解釈していただいてOKな色です。


1001102vftdyucgquywegf.jpg


ワインレッド。
つやなしの赤紫色ですね。

女性向けの、
優美でソフトな色合い風味です。


1001102wefswrgviusheiughrst.jpg


マットゴールド。
つやなしのシャンパンゴールドカラーですね。

妙に、ユーロアートの雰囲気が身につくという、
個性的な色使いです。


1001102fasegysegiushruigstr.jpg



〜2007年ごろ〜


私「ウチでよく売れるフレームとしては、
  
ティフィールチャオ
  というのがあるね。
  メガネ業界でもさいきん、
  こういう感じの、
板抜きフレーム
  よく売れるようになってるみたいだよ」


父「そうだのう。これより、
  もうちょっとだけ大きめサイズの、
  板抜きのウスカルフレームが欲しいのう〜」




板抜きフレームと呼ばれる、
ちょっと特殊な加工方法でつくられた
メタルフレーム!


私「それなら、こ〜んなカタチにしたら、
  いいんでないかなー。」


父「ふむふむ、
  まあええやろ。
  それで、色はどうすんのや?」




未来的なシェイプを持つルキウス。
画像のカラーは、
表面が茶色、裏がマスタードです。


私「そうだね、この大きさだと、
  グレー系と茶色系をメインにして、
  ついでにピンクを1色入れて、
  あとはコンビカラーを増やしていったらどうかな?
  表に茶色、裏にマスタードとか。」


父「いかんのうー
  このサイズは42□25で、
  
やや大きめサイズの女性
  も意識せんとあかんで〜。
  ピンクに加えてワインも入れんとのう」




〜そして 10日 ほどして…〜


父「工場から、フレームの
色の見本
  できあがってきたのう」


私「うーん、ピンク
を作るはずが、
  ライラック
に…」


私「そして、
  ナッツの薄茶
を作るはずが、
  ミストライトブラウン
になったね…」


父「どこが違うか、
  さっぱりわからへんわ」


私「さいしょの狙いの色ができるまで、
  もうすこしサンプルカラー作りを、
  繰り返した方がいいんでない?」



ピンクです。
赤色を薄くした色です。

ライラックです。
赤紫色を薄くした色です。
洋服で、赤色が似合いやすい人は、
ピンクのメガネがなじみやすく、
洋服で、赤紫が似合いやすい人は、
ライラックのメガネがなじみやすい!


ナッツの薄茶です。
だいだい色を薄くした色です。

ミストライトブラウンです。
わびしい薄茶です。
(そば粉の色だってりして…)
洋服で、だいだいキャメルが似合いやすい人は、
ナッツの薄茶のメガネがなじみやすく、
洋服で、ミストライトブラウンが似合いやすい人は、
ミストライトブラウンのメガネが似合いやすい!


父「フフン、
  ここから色を変えて、
  今の色よりも売れ行きがよくなるという、
  保証があるんかいのう?」


私「むむむ〜
  むずかしいな。
  どっちの色がいいとかは、
  一概に言えないような…」


父「色を変えて、より売れるという
  たしかな保証がないんやったら、
  このままレッツゴーやー!」


どの色が、
売れ行きの
よい色?


私「う〜む、
  オリジナルメガネのラインナップを
  うまく決めるには、
  
戦略的思考というやつを、
  かなり鍛えていないといけないね…」


父「お前は、
  戦略的思考が
  まるでないからのう〜(ニヤリ)」


私「・・・・・・。」




〜2年ほど前〜


父「おいマサユキー、
  うちの外観のいちばんてっぺんのところ、
  これまでは他の会社に広告スペースとして
  貸しておったが…」


私「ああ、不況で
  
広告の借り手がいなくなったから、
  うちで広告を入れて使うことにしたんだよね。」




父「そうや、がらんどうにしとくくらいなら、
  うちで何か
有効な広告
  したほうがええやろう」


私「有効な広告って、
  どんなんだと思うの?」




父「そりゃのう、
  これまで商売やってきて、
  店頭の広告をみて
  お客さんが入ってきたことなんて、
  ほとんどなかったさかいのう。
  『メガネのアイトピア』って、
  入れとく以外はないやろう」


私「それがだね、
  ぼくの研究したところによると、
  
『紹介する商品を絞る』というふうにすると、
  お客さんが広告を見て、
  店に入ってきてくれるみたいだよ。」




父「またまた、
  わけわからん本の知識の受け売りかのう。
  わしはかれこれ30年、
  眼鏡屋をやってきたんやぞ〜」


私「まあまあ、たとえばこれを見なよ。
  
サンマルクカフェの看板だけど、
  クロワッサンも、ホットドッグも、
  いろいろやってるサンマルクが…」


父「ムムゥ、
  “チョコクロ”という、
  ひとつの商品だけを、
  
集中して告知しとるのか!」




私「このやりかたをうまく活かせば、
  うちも
“生きた広告”が出せるよ」


父「いままでのうちの広告は、
  
“死んだ広告”やったというのか〜!?」


私「いや、そうは言ってないけど、
  ‘広告そのものでお客さんを呼べる広告’
  でないと、
  広告スペースの広告に
  お金を使う意味はあまりないと思うよ」


父「ぐははははー!
  お前のような若造の思うとおりに、
  ことが運ぶかーっ!
  そこまで言うなら、
  一度試して
吠え面かくといいわい!」




そして、
アイトピアの外観のいちばんてっぺんは……


1001081rgergrstghryuuvher.jpg


『パソコン用メガネ始めました』
に決定〜!!




〜それから〜


ウィ-----------ン(自動ドアの開く音)

お客さん「あのーすいませんー
  外の広告見たんですけど、
  “パソコン用メガネ”って、
  なんですか〜?」


私「いらっしゃいませー
  ああ、パソコン用メガネはですね、
  視力測定で、
  お客様の普段の、
  パソコンを見るときの距離を、
  割り出してですねー、
  その距離をいちばん楽に見られる度数を、
  おはかりして作るメガネのことですー。
  当店のホームページでも、
  パソコンメガネについていろいろと…」


お客さん「そうでしたかー
  またホームページ調べてみます〜」




ウィ-----------ン(自動ドアの開く音)

別のお客さん「すんまへん、
  御堂筋の向こう側から、
  パソコン用の広告を見ましたんやけど、
  パソコン用メガネというのはどうゆう…(以下略)」


父「あ、あわわ……(ガクガクブルブル)」


〔終〕









2010/1/5


クラルテというメガネ(後編)


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




今回はまだまだ引っ張ります。

2009年の最初あたりに、
ウスカル会からリリースしました、

クラルテ

のご紹介です。


1001041yufgyugwefywfw.jpg

上半分が、とても小さいサイズ。
下半分が、そこそこ小さいサイズです。


このクラルテ
当店アイトピアの、
『ほとんどどんな人にも似合う』
というウスカルメガネフレームの
特徴を引き継ぎまして、


レンズとレンズの間の棒のサイズが、
40□18  40□22  40□26  40□30

と、4種類のサイズ展開になっています。
サイズがこれだけ多くあるからには、
なるだけたくさんの人に似合う、
モノでなければ!


0912291dnfhuehrgjhthdr.jpg

上から、
40□18 (小さいサイズ)   
  40□22 (そこそこ小さいサイズ)
  40□26 (そこそこ大きいサイズ)
40□30 (大きいサイズ)   


この後編では、
小さいサイズと、
そこそこ小さいサイズ
のご説明を主にいたします。




まずは小さいサイズから、
ご紹介します。

(前編では、
大きめのサイズのご紹介でしたよね)


1001041wedgawyfgergs.jpg


まず3つあるカラーのうち、
ワインのご紹介です。

赤色
と、朱色 の中間の、
スカーレット
をにぶくした……

バーガンディ
と呼ばれるトーンの、
独特な色合いを持つカラー!

フランスのボルドー地方で採れる、
ワインの材料となるブドウ文化の色彩です。


1001041wefwgeyuyegerg.jpg


そしてライトベージュ。

日本人の肌に似合うカラーですが、
このクラルテでは、
ライトブラウンの中でも
やや黄色みの強い色
の色彩を採用。

だいだい色
を薄くした、
ライトナッツ系
ではなく、
やまぶき色
を薄く鈍くした、
シャンパンベージュ系
であります。

日本人の
平均的なトーンの肌に、
ジャストフィット!


1001041wfegsugesgrtg.jpg


それでは、
そこそこ小さいサイズ
のご紹介です。




このサイズ帯も、
色は
3色展開となっています。

40□18 (小さいサイズ)
40□22 (そこそこ小さいサイズ)

は、「ワイン」「ライトベージュ」「ピンク」
の3色を。



そして、
前編でご紹介しました、

40□26 (そこそこ大きいサイズ)
40□30 (大きいサイズ)

は、「つやありグレー」「ライトベージュ」「ダークブラウン」
の3色です。


1001041wefwaegfuyergse.jpg


やはり、
シャンパンベージュ系
は、安定感がありますね。


1001041ftytcyuyugfywf.jpg


そしてピンク
もあなどれません。
3色のうち、もっとも女性に向くカラー。

ウスカル会のハイ・スタンダード・モデルと、
なってくれることうけあいでしょう。


1001041wefugwesfygegsui.jpg



〜店内にて〜


私「だからねー
  こういう理知的にして、
  禁欲的(ストイック)なフンイキのデザインの、
  メガネフレームの使い道は他にあってだね……」


父「ど、どういうこっちゃー!?」

私「4種類ものサイズを作るとまずいけど、
  1種類のサイズならいけるってこと。」




理知的にして、
ストイックなデザインテイストの
シェイプのメガネには、
どういう使い道が??


私「ウスカルフレームで使うとしたら、
  
1サイズ限定で、
  このままのシェイプのメガネフレームを作ってみても、
  いいと思うわけだよ。」


父「そ、それは、
  40□18  40□22  40□26  40□30
  みたいな、4種類のサイズ展開ではなく、
  
1種類だけのサイズ展開ということかー!!!?」


私「そう。」




1サイズ限定なら、
このカタチでもOK?


父「なんで4種類のサイズがダメで、
  1種類やったらええとゆうんや〜??」


私「それはだね。
  この手の、角張ったフレームシェイプは、
  
『理知的』なメガネ
  と呼んでいるんだけど、
  このタイプの顔面をした人は…」

私「
強度近視になる人が少ないし、
  しかも、
  
顔のサイズが大きい人が少ない
  わけなんだよ。」


父「そりゃ、お前の
  
頭の錯覚とちがうかー!?」


←男性的 女性的→

『理知的』なメガネという、
カテゴリーがある??
×

で、そういうメガネが似合う顔の人は、
顔のカタチは長方形が多い??


私「とにかくだね。
  この手の、四角くずれのフレームは、
  平均的なサイズのウスカルフレームをつくれば、
  それだけでじゅうぶんだと思うよ。」


父「まあ、四角形はわし、
個人的に苦手やし、
  それでええか〜」


私「サイズは
42□23(男性なら中くらいのサイズ)
  くらいがいいんじゃないかな。
  智(ち)が、あまり横に伸びすぎないものにして…」


父「やっぱり横への腕の伸びを、
   少なくする気かー!!!」


私「四角形っぽいレンズシェイプをうまく活かせれば、
  売れるウスカルフレームを作ることも、
  可能だと思うね。」




智(ち)の長さが、
横にあまり広がらないものにして…



こういうレンズシェイプのフレームなんかを、
参考にすれば…



こういうウスカルフレームに。
これなら売れる!?




父「いかんいかーん!
  智(ち)の横の幅は、
  
うーんと長いのにせんと、
  つっかえてしまう気がして、
  安心できんのじゃ〜!」


私「ダメだこりゃ……(汗)」




智(ち)の横への張り出しは、
うーんと長いのにしないと、
安心できない?


父「とにかく、
大は小を兼ねるなんやー!
  世の中、なんでもそうなんやー!
  例外はないんや〜っ!」


私「そうは言ってもねー、
  もう
時代は変わったんだよ。
  ほら、思い出してみてよ。」





〜1年ほど前〜


父「よーし、
  そろそろうちの店のカンバンも古くなったし、
  
新しいのに作りかえるかのう。
  店の外装の横から突き出る、
  あのカンバンやー」


私「へぇ〜 それはいいね。
  これまでのうちのカンバンは、
  イマイチだったしね。
  これを機会に、
  
モデルチェンジしよう」




当店アイトピアの外観です。


父「モデルチェンジやて?
   べつにいままでのままでええがな。」


私「いままでのは、
  はっきりいって、これからの時代には
  
ぜんぜん合わないと思うよ。」


父「ほ、ほほ〜
  ほな、その理由を説明してもらおうかのう」




いままでの看板です。


私「理由はね。
  あまりにフツウすぎて、
  
まわりの看板よりも目立つことが
  
ぜんぜんない
  ってことだね。」


父「これ以上に、どう目立てるっていうんや〜!!?
  文字は、いっぱいいっぱいに大きいぞー??」


もっと
目立つ
には?


私「文字は、大きければいいってものじゃないよ。
  たとえば、カンバンの作りかたがうまい会社で、
  
サンマルクカフェってところがあるけど」


父「これのどこが、うまいんや〜??」


私「文字をいれるスペースに、
  あえて
余裕を持たせることで、
  注目されるようにしているね」


父「うーむ、そうなんかいのう……??」




私「それで、うちの店(アイトピア)が、
  看板で伝えたいことは、
  とりあえず『メガネ』だよね。
  そして大事なのが、『アイトピア』という店名。」


父「そうや、
  だから“メガネのアイトピア”って
  入れたらええんや」


私「でも、『メガネ』が上の位置にありすぎて、
  
ほとんど目立たない配置だよね」


父「グ、グムムー!!」




私「だからさ、
  メガネの『眼鏡』という漢字と、
  『アイトピア』という文字を、
  ほどほどに余裕を持たせて、
  このような配置にすれば……」


父「ほとんど『アイトピア』の文字が、
  見えへんやないか〜」


私「だいじょうぶ。
  人間は、『空白の中の妙に小さい文字』
  には、

  
けっこう反応して注目する

  から」





このような配置にすれば……


父「お前のアイデアは心配やのう。
  お客さんから、
  『おたくの新しい看板、文字が小さいぞ!』
  っていって、
  
抗議されるんやないやろうか……」


私「そんなことで、
  だれが抗議しまんねん…(大汗)」




私「新しい看板は、
  ぼくの言うとおりの仕組みにすれば、
  上下が短くなって、
  看板の値段もこれまでより安価になるし…」


父「や、やすくなるのかー!!?」


私「それになにより、
  
照明が必要ないから、
  すっごく経済的に楽になるよ」




父「なんで照明が、
  必要ないんや〜??」


私「明かりは、うちの
テントを照らしているライトで、
  じゅうぶんに看板にも光が届くから。
  みじかい看板だと、お得だよー」


父「よっしゃー!
  お前のアイデアでいこかー!
  シンプルイズベストや〜!!」




テントを照らしているライトが、
実は近くにあったー!



というわけで、
アイトピアの新しい横看板のデザインが決まった!



私「光らせるタイプの看板ではできなかった、
  
横にも文字を入れる
  ということもできたし、バッチグーだね。」


父「浮いたのう〜
  光熱費浮いたのう〜」


私「それしか評価されないのか……(ぼうぜん)」


〔終〕









2009/12/29


クラルテというメガネ(前編)


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。




今回は、
2009年の最初あたりに、
ウスカル会からリリースしました、

クラルテ

なる多段サイズモデルのご紹介です。



0912291vnjrjgjekgorohdr.jpg



このクラルテもまた、
これまでに出た
ウスカルメガネフレームの多くと
同じように、


レンズとレンズの間の棒のサイズが、
40□18  40□22  40□26  40□30

と、4種類のサイズ展開になっています。



0912291dnfhuehrgjhthdr.jpg



カラーもレンズ型も、
今回は特別に、
凝(こ)っております。


まず出色(しゅっしょく)は、
この時期より初登場させましたニューカラー、
つやありグレーです。

しゅっしょく(出色)というほどですから、
よく売れて出ていく色なんですね。


この画像のは、
サイズが40□30で、
かなり大きいサイズです。


目と目の間の幅が、
40+30で、70ミリの人向けです。
(もうすこし小さい幅の人でもいけます)



0912291drgerdhdr.jpg



そして次に目立つのは、
つやなしライトベージュ
ですね。


日本人の多くに、
すんなりと馴染むカラーです。

画像のものは、
サイズは40□26で、
まあまあ大きいサイズとなっています。



0912291dfhebugbjejbdrh.jpg



おっと、
40□26サイズで、
つやありグレー
が出張って来たーっ!


1サイズに、
4色展開となっていますので、
たくさん品揃えしているんですねーこれが。



0912291vberhgueskrgkrkth.jpg



そしてつやなしダークブラウン

40□26サイズで、
やっぱりこれも、
まあまあ大きいサイズとなっています。


目と目の間の幅が、
66ミリなので、
男性なら標準的な大きさ。
女性なら
ちょっとだけ広めの目と目の幅
のかた用です。



0912291fgeywhgjhergd.jpg




〜2007年ごろ〜


父「よ〜しよし、
  ウスカルフレームのオリジナル枠も、
  どんどん増えてきていい感じだのう」


私「ところで父さん、
  ホームページ上で、
  メガネフレームのことを、
  『枠(わく)』と表記するのは、
  やめたほうがいいんでないの?」


父「なんでや?
  ワクはワクやろ?」


私「『枠(わく)』っていう漢字は、
  読みにくいから。
  『粋(いき)』とか、
  『粋(すい)』なんかと、
  読み間違われるかも……」


父「そりゃ、
お前の勝手な思いこみやー!」




私「思いこみか…
  思いこみといえば、
  今回にできあがってきた、
  新型のウスカルフレームの
  試作の図面のことなんだけど」


私「ヒューゴ・ボスというメガネブランドのメガネの、
  とあるフレームのラインを参考にして、
  
今回は試作図面を作ったんだったよね」


父「そうやったのう」



これを参考にして……

こんな図面ができてきたっ!


私「わるいけど、この図面は、
  いったん
なかったことにしたほうが、
  いいと思うんだよね」


父「な、なんでやー!!?〔驚く〕」



この型のメガネフレームは、よくない??


私「理由を説明すると、
  長くなるけど」


父「かまわんがな、
  言うてみい〜」




私「このてのフレームのデザイン
  でつくられたメガネは、
  なぜか、
  
レンズのサイド部分の腕パーツが
  
短く作られている
  んだよね」


父「はあ?」



こういうシェイプのメガネは……

フレームの両サイドの腕のパーツが、
とっても短いメガネが多い??


フレームの両サイドの、
腕の根っこのパーツのことを、
メガネ業界では『智(ち)』と呼びます



私「我々のオリジナルのウスカルメガネフレームは、
  いまのところは、
  フレーム両サイドの腕の
  智(ち)は、
かなり横に広く作っているでしょ」



『智(ち)』の横への張り出しの長さは、
重要なのか??


父「そりゃそうや! 智(ち)は横に広くつくればこそ、
  
大は小を兼ねるやがな。」


私「それがだね…
  このてのカタチで
  フレーム両サイドの智のパーツの横に長いメガネをつくると、
  
実は
  
アンバランスなデザイン
  
になるかもしれない
  ということに」


父「はぁ〜 なんでこんな
あほな息子に、
  育ってもぉたんやろなー〔ため息〕」


私「な、な、なんですとー!!?」




父「わしはかれこれ
30年メガネ屋をやってるが、
  そんなこと思ったこともないわー!!」


私「ちゃんと理由も、
  説明できるんだけど……」


父「ほな、理由を説明してみんか〜っ!!」




私「このてのシェイプをしたメガネフレームは、
  
『理知的』なイメージのメガネ
  って呼んでるんだけど、
  この『理知的』なイメージのメガネが
  なじむ人は…」



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ …



私「この『理知的』なイメージのメガネが
  いちばんなじむ顔をした人は、
  とても多くの場合、
  
長方形型の顔のカタチ
  をしてるみたいなんだよ」


父「??????」


←男性的 女性的→

『理知的』なメガネという、
カテゴリーがある??
×

で、そういうメガネが似合う顔の人は、
顔のカタチは長方形が多い??


私「というか、
  
両目の外側の長さが、
  
短い人が多いってことだけど」


父「ワ、ワケのわからんことをー!!!」




両目の外側の長さが、
短い人が多い??



両目の外側の長さが短い人
が、
智(ち)の部分の横に張り出すぎたフレーム
をかけると、
フレームが横に広がりすぎてガボガボ
に見えますよね。




ふつうの智のメガネなら
ちょうどのバランスでも……

両目の外側の短い人
がかけると、
ガボガボ!

こういう人には、
智は、
みじかいものを
オススメしましょう。


私「しかも、
  そういう骨格の特徴があって、
  さらに『理知的』なメガネがいちばんなじむ顔の人は、
  
なぜか、
  
若いときから
  
強度近視になることが
  
かなりすくない
  ようなんだよね。」


父「な、なにを根拠にそんなことをー!!?」


岡本真行の観察によると、
顔の横幅がせまめの人でも…… ? ?

『理知的』なメガネが、
いちばんなじむ顔
(強度近視に
なりにくい

『涼しい』メガネが、
いちばんなじむ顔
(強度近視に
なりやすい

『ミステリアス』なメガネが、
いちばんなじむ顔
(強度近視に
なりやすい

『鋭い』メガネが、
いちばんなじむ顔
(強度近視に
ややなりにくい


私「なにをって、
  これまで
メガネ屋の業務をしてたら、
  いやでも気づくでしょ?」


父「いやでも気づかんわーっ!!」


これまでの業務では、
近視の強めなお客様には……
『理知的』なメガネ それほど売れなかった
『涼しい』メガネ よく売れた
『ミステリアス』なメガネ よく売れた
『鋭い』メガネ それほど売れなかった


私「と、とにかくだね。
  ここはひとつ、
  このままの図面でメガネをつくることは、
  今回はひかえたほうがいいと思うよ」


父「ならぬ! ならぬわーっ!!」




そうしてすったもんだの末、
なぜか完成品は、
レンズが左右逆になっちゃっていました……


父「う〜む、
  まあこのカタチでなんとか商品化するかー」


私「こ、これでなんとかたすかった(ホッ)」




父「このフレームのモデル名は、
  『クラルテ』といってのう。
  フランス語で『光』という意味や〜
  
こだわりの4サイズ展開
  万全の体制やー! ふぇっ ふぇっ ふぇっ」


私「ブリッジサイズが、
  小さめのものだと、四角形が相性がわるめ。
  ブリッジサイズが
  大きめのものだと、丸みのある形が相性がわるめ。
  なら三角形で安定するよね」


父「それにしても、お前の
  
わけわからん思いこみには、
  毎度のことながら困らされるのう〜
  
戦略性のカケラもあらへんがな」


私「ふぅむ、
  戦略性のカケラもない、ですか」




〜つい先日〜


父「おいマサユキー、
  大学生の時にまさか、
  友達と麻雀ばっかりやってた
  なんてこと、あらへんかったやろな〜」


私「大学生のとき?
  麻雀はルールも知らなかったなー。
  だって学校通いつつ、うちのメガネ屋を
  手伝ってたでしょ。
  ほかにもアルバイトしてたし」


父「麻雀はなー
  ロクなもんやあらへんぞー
  あれは
勝たれへんようにできてるのやー」


私「ふーん、そうなのかなー
  麻雀の本は何冊か読んだけど、
  ちゃんとやれば、
  
4回に1回は勝てるんじゃないの?」


父「そんなに勝てるかー!!」


私「ちなみに、どんな打ちかたしてたの?」


父「そんなん決まっとるやろ!
  アガる一歩手前までいったら、
  
迷わずリーチや!
  点数を増やしにいくんやー!」


私「戦略的には、
  
なりをひそめて
  
敵に簡単にアガられない打ち筋で
  
粘ったほうがいい場合
  だってあると思うけど」


父「そんな
ちょこざいな手で、
  チマチマやれるかー!
  それに隠れとったら、
  こっちがアガりかけてるって
宣言できんやろ!
  みんなを驚かせたら
スーッとするんや〜!!」


私「も、も、もしかして、
  せ、せ、戦略という言葉の意味を、
  ま、ま、まったく理解していないのでは……(ビクビクブルブル)」


〔後編につづく〕









2009/12/29


剣道用のオリジナルメガネ!


こんにちは、
メガネのアイトピアの
岡本真行です。





ただいま、
当店アイトピアが参加する、
剣道用メガネより企画されました、
剣道専用メガネの
龍馬
の、広告用の写真を
撮っている最中です。



0912203.jpg



龍馬というのは、コレですね。
くわしくはこちらもどうぞ。
龍馬(剣道用メガネ)













2009年の12月ごろ、

剣道用のメガネの広告を、
『月刊剣道日本』なる雑誌に出稿するため、
急遽、
剣道用メガネの龍馬をつけた、
大人の顔の写真
が必要になりました。


期限は12月中旬。
こりゃいそがないと、
間に合いまへんえー
(なぜか京都弁)





剣道といえば思い出すのが、
大学の剣道部です。


まず、私の母校の大学に、
剣道用メガネの写真のモデルを探して、

京都の某R大学の剣道部のホームページに取材を依頼。

しかし、「冬は剣道部はオフです」とのことで、
なんと取材失敗!!


そして大阪の、某K大学の剣道部にも依頼しましたが、
やっぱりオフなので取材不能!!





うわはははははははー!
こんなこともあろうかと、
とっておきの場所をみつけてあるーっ!!


中津のとある場所の、
高架の道路の下にあたりに、
壁のない剣道道場があったのだー!


あの寒い中、
全力でぶつかりあう剣道の兵(つわもの)たちであれば、
この寒い中でも裸足で板張りの中、
稽古に汗を流して
獲物を狙っているに違いないーっ!


そして中津の、
壁のない剣道道場に自転車で行ってみたっ!


●●しかし そこには だれも いなかった……●●


ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃー寒いー寒すぎるー!!
撤退(てったい)ー!
退(ひ)けー 退(ひ)けー!!





こりゃもうだめや…
私が自分でモデルになるしかないーっ!






でも待てよ?
剣道の服がないぞ!!






終わったー!
対策不能〜!!






だがしかし、そこは不屈の闘志にて克服!



大阪駅前台にビルの2階にある、
明倫さんというお店に、
剣道用メガネの取材をしたいとのことで、
依頼に行ったのです。

すると……




お店の人「それなら、うちで剣道の服を
  お貸ししますよ。
  新品はちょっとマズいのですが、
  私が昔使っていたものをお貸しできます。
  使い込んだ服のほうが、雰囲気が出ますよ」





やったー!
これで広告出稿できるー!
いやっほぉーう!





というわけで、
私、岡本真行がモデルになりまして、
なんとか写真を確保!


無事、広告の出稿にこぎつけたのであります。



0912203.jpg

〔終〕









2009/12/28


四角形の新型の計画



こんにちは、
メガネのアイトピアの岡本真行です。




四角形のレンズ型をもつ、
スクエアフレームというのがありまして、

私の父はそのメガネに、
苦手意識を持っております。

はたして私は、
その苦手意識を払拭(ふっしょく)して、
四角形のメガネをリリースすることが
できるのでしょうか。




私「父さん、とあるメガネブランドから、
  これこれこのようなスクエアメガネが
  出ていたよ」


父「うーむ、
  変わったデザインやなー」


私「レンズの上下サイズが、
  22ミリだって」


父「ぬわぁ〜!
  22ミリやとー!!!?
  そんな短いのかけたら、
  目がハミ出てしまうがなー」




私「うーむ、たしかに、
  さすがに上下幅が狭すぎる印象は感じたね」


父「そんな狭いメガネ、
  うちでは仕入れでけへんでー」




私「それでこの前、
  メガネ工場のデザイン事務所のほうに
  依頼していた図面があがってきたんだけど。
  ほらこれ」


父「そういえば、いっぺん四角形のメガネの、
  図面を起こしてみようって話しに、
  なったんやったな〜」


父「いくらなんでもこれ、
  やっぱ狭すぎやで」


私「ふぅ〜む。
  上下幅のせまさもさることながら、
  ちょっと
ニヒルすぎるような気もするなー」




私「じゃあさ、
  上半分にびみょうに丸みを持たせて、
  こーんなカタチにしてみたら、
  売れるんじゃないかな?」


父「…………」




私「それとも、
  上下のラインはいじらずに、
  左右のラインに丸みを持たせたら、
  以外とイケるかも」


父「…………」




私(じゅ、熟考しているのか…… っっ!!?)


父「…………」




父「ぐごー ぐごー」


私「寝ちゃってるー!!!!」


〔終〕









2009/12/28


ウスカリズム!



こんにちは、
メガネのアイトピアの岡本真行です。




2007年ごろにリリースされた、
ウスカル会のオリジナルフレーム第一段の、
ウスカリズム


0912291ytgseg.jpg


サイズは、
40□20  40□24  40□28  40□32

ということで、
4サイズ展開となっています。


0912291revesgsrthdr.jpg



今回は、その記念すべきメガネフレームの、
誕生秘話となります。



0912291eegetrhegrt.jpg
0912291etrhetgdetgdr.jpg
0912291fvegetgdrhd.jpg
0912291refgrtrdh.jpg


父「わしのデザインしたウスカリズムは、
  どんな顔の人にも似合うぞ〜!」


私「うんうん、ウスカルメガネ第1段ということで、
  いろんな人にかけてもらえるようにということで……」





父「クセのない、シンプルイズベストな、
  やさしいデザインを心がけたんや。
  お前もお父さんみたいな、
  
安定感のあるデザインができるよう、
  修行にはげむといいわい」


私「たしかにウスカリズムはよく売れたな〜
  ところでもし、
  
ウスカリズム第二段を作るとしたら……」




私「小さいほうの2種類のサイズを、
  下半分のラインをシャープにする…」


父「ほうほう」




私「で、大きい方の2種類のサイズを、
  上半分のラインをシャープにする…」


父「ふむふむ」




私「それで、上半分をシャープにした分は、
  ちょっとだけ上がり目ぎみにして、
  若い人の感性に訴えかけるようにすれば……」


父「…………」




私「どうだろうね、そのようにカタチを変更したら?」


父「わかっとらんの〜
  若者文化の
流行を追う風潮ばかり追いかけても、
  時代に取り残されたメガネが残るばっかりやでー」


私「な、なぬぅ〜!?」


父「老若男女、誰でもかけられるというのが、
  基本モデルの場合は大事なんやー!!」


私「ヌググー!!」


父「わしのデザインこそ、
  
ユニバーサル・オールマイティーデザインなんやー!」


〔終〕









2009/12/26


オプリティというメガネ



こんにちは、
メガネのアイトピアの岡本真行です。




2008年ごろにリリースされた、
ウスカル会のオリジナルメガネフレーム、
オプリティというのがありまして、

今回はその、
開発秘話をさせていただきたいと思います。




オプリティです。



オプリティとは、
2007年ごろにリリースされました
エリウスを……




こちらは、2007年ごろに出ました、
エリウスです。



さらに丸みを帯びたシェイプにて
復活させました、


リベンジモデルです。




リベンジというと、
まるで
前のが心残りだったようにも
聞こえてしまいますが、


決してそのようなことはございません。




オプリティは、
サイズが
4種類ありまして、


レンズ径の横幅はすべて44ミリですが、
レンズとレンズの間の幅
(鼻幅といいます)
が、12ミリ、16ミリ、20ミリ、24ミリと、
4種類あるわけでございますね。




色は、
ベージュ
、グレー
ピンク
、バーガンディ
そしてコーヒーブラウン
など……




ベージュカラーです。




新しい試み、チャレンジを盛りこんだ
ラインナップとなっております。





グレーカラーです。



レンズのカタチも丸みを帯びて、
さまざまな顔の人に、
似合うようになっています。




コーヒーブラウンです。



サイズによって、
ガラリと変わるオプリティの表情。


小さい顔用であれば、
それこそ
理想の子供用メガネの風情。


大きめの顔用であれば、
標準的な日本人男性の顔にも、
じゅうぶんにマッチする雰囲気です。





〜2007年ごろ・オプリティ開発中の会話〜


私「この前のエリウスは、
  かなりドイツっぽい雰囲気の、
  硬質的なデザインになったね、結局」


父「硬派な感じでいいやないか」


私「ピンクにワインで、
  硬派だと、そうとうに個性派だね。
  そういうデザインの似合う顔の人も、
  いるけどさ」


父「次は、小さめサイズをさらに強化した、
  新しいオリジナルフレームを出すぞ!」




私「前よりもさらに小さいサイズを出すのか。」


父「鼻幅サイズを、
  12ミリ、16ミリ、20ミリ、24ミリの、
  4種類で行くんや!」


私「同じレンズ型で4種類って…
  メガネには、それぞれのサイズで、
  もっとも調和するシェイプというのが、
  それぞれあってだね」


父「そこをなんとかするのが、
  お前の力量やろ!」




私「それがだね、
  いまできあがっている
  試作品のこのカタチだけど、
  大きいほうのサイズをだね……」


父「大きいほうのサイズを、
  どうするんや?」




私「大きいほうのサイズは、
  もうちょっと丸みを落として、
  
四角形っぽい感じにしたほうが、
  より売れやすくなる気がするんだよね」


父「レンズ型は丸みがあったほうが、
  視界は広く取れるんやぞ。
  あと、どうして四角形っぽくすると、
  売れやすくなるのか、説明してもらおかー」




私「!!? 説明?
  センスの世界だから説明しようがない
  と思うけど、
  あえて言うなら、
  顔型のやや広めの人には男性が多く、
  男性であれば文化的に、
  柔和であることよりも
  剛性を顔つきに持つことを求められているから、
  マユのラインにもその影響があって、
  日本社会の男性のほとんどは、
  直線的なマユのラインをしているので、
  四角形のほうが確率的に

  
ボソボソ」


父「さーて、モデル名は、
  オプト(目)とプリティ(かわいい)を
  組み合わせて、
  
オプリティにするかー。
  グッドアイデアやー!」




私「で、レンズ型は、
  大きいものだけでも四角形気味にするわけ?」


父「モデル名がオプリティだから、
  プリティでないレンズ型は却下」


私「〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!?
  そ、そんなワケわからない都合で… っ」


父「しかも、このオプリティも、
  
同じレンズのカタチでサイズが4種類
  ってところに価値があるんや。
  こんな
独創的な企画を出したのは、
  メガネ業界の歴史の中でもわしだけやー!」


私「うあああ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁー!!!」


(終)









2009/12/26


エリウスというメガネ



こんにちは、
メガネのアイトピアの岡本真行です。




2007年ごろにリリースされた、
ウスカル会のオリジナルメガネフレーム、
エリウスについての、
開発の苦労話をひとつ、
今回の席にて
暴露…ではなくて、


公開させていただけましたれば。
これさいわいにてござりまする。




エリウスは、
強度近視用フレームにして、
初代ウスカルフレームである、
ウスカリズム
の次に生まれたオリジナルフレームです。





エリウスは、
サイズが
4種類ありまして、


レンズ径の横幅はすべて42ミリですが、

レンズとレンズの間の幅
(鼻幅といいます)
が、

16ミリ、20ミリ、24ミリ、28ミリと、

4種類あるわけですね。





色は、
うす茶色
に、
バーガンディ
などが
目立つカラーです。


バーガンディーは、一般には、
ワインレッドと呼ばれる色であります。




目頭の角張(かくば)りによって、

目と目の間の幅がせまい人も、
広いひとも、

あまり不自然なくかけこなせるよう、
配慮をいたした次第です。




上がり目でもなく、
下がり目でもない、
微妙なレンズラインを採用。




これによって、
老若男女関係なく、

とくに女性やお子さんでも、
かけていただきやすいシェイプを
目指せたかと。





〜2007年ごろ〜


父「よーし、
  ウスカリズムで、
  標準的なメガネサイズがうまく統一できたところで、
  次はちょっとオシャレな人用のメガネを、
  ウスカルフレームで作ってリリースしてみたいのう。」


私「次は、ちょっと
シャープなラインのものを、
  デザインできたらいいな〜」




それで企画して、
できあがってきたデザインは、
最初は、
上がり目気味のフォックスタイプでした。





父「よーし、
  これで商品化すれば、
  大ヒットまちがいなしやのう」


私「そ、それがなんだけど…
  上がり目過ぎて、
  ちょっとバランス悪いんじゃないかな〜
  とくに男性には、大きめサイズは似合いにくいよ」






父「なに〜!?
  せっかく工場に、このデザインで
  図面起こさせたのに、
  いまさら変更するというのかー!!?」


私「そうだよ、我々はまだ
  オリジナルをリリースする
経験が浅いんだし、
  いろいろ図面を作ってみて、
  試行錯誤したほうがいいよ。」


父「そんなまどろっこしいことは、
  いかーん!
  男は
一発勝負じゃー!!」




私「な、な、な、なんすかそれー!!?」
  (一発勝負ってどうゆうこと!!!?)


父「デザイン事務所の人らに悪いやろ!
  せっかくデザイン起こしてもらったのに!」


私「デザイン事務所の人たちは、
  はやめに売り切れるメガネをリリースして、
  また
追加注文もらえるほうが、
  よっぽどうれしいと思うけどね」


父「わしは
もう待てんのじゃー!
  また図面起こしなおしなんて認めーん!」




私「うぐぐ…
  そ、そ、それなら、こうしよう…
  この上がり目気味のレンズ型を、
  
左右逆にして、
  なで肩気味になるようにしたうえで、
  ちょっとだけ角度を調節して、
  
上がり目でも下がり目でもない
  ようにしよう」


父「めんどうくさいのう〜」


私「上がり目気味でそのまま商品化したら、
  大きめサイズが、
  むちゃくちゃ売れ残るよ…」


父「ほな、しょうがないのう。
  お前のそのアイデアでいこかー」




そして、
エリウスの試作品が、
当店アイトピアに届いた!!
いよいよ最終決定をくだすことになるのか!?





父「よーし!
  これでカンペキやろ。
  さっさと商品化や!」



私「うーんとね、
  ぼくの考えだと、
  小さいサイズのものだけは、
  
もうちょっと丸みを持たせたシェイプ
  にしたほうが、
  より売れやすくなるような気がするね。」


父「それは、サイズによって、
  レンズのカタチを変えるということか?」


私「そう」


父「いまさら何言うとんじゃ〜
  却下ー!!!!」


私「 そ、そんな ごむたい なー!! 」




父「色については、
  事前の打ち合わせのとおり、
  ピンク・ワイン・うす茶・グレーの
  『つやなし4色ライン』
  で決定やな。
  大きめサイズはピンクをなくして色を減らす。
  これでオールオッケーやー!」


私「い、い、色のことなんだけど……
  ワインレッドはこのカタチだと、
  
あんまり売れない気がするから、
  コゲ茶か黒あたりに変えようよ。
  それと色数をたくさん増やして、
  
リスクを分散させたほうがいいように思うな」


父「そんなに色増やせるかー!!!」


私「 ひ、 ひー !! 」


〔終〕









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