ディアネスには従来のウスカル枠とは違う点があります。
それはFPDが(玉型サイズが)4種類あるということです。
| 玉型サイズ |
36 |
38 |
40 |
42 |
| FPD |
58 |
60 |
62 |
64 |
| 適合PD |
56〜64 |
ですので、次のような考え方で、玉型サイズを決めてください。
ディアネスの適合PDは56〜64なので、その中にPDが収まる
人であれば、どなたにでも、ディアネスは販売できるのです。
●しかし、その中から、次の人を除外するのがよいでしょう。
1)顔の大きさとディアネスの大きさが合わない人。
例)極端な小顔の人
例)PDは64以下だけれど極端に顔幅の広い人
2)PDの関係で玉型サイズがある程度決まるので
その大きさにすると、
2)−1 度数が特に強いのでレンズが厚くなる。
たとえば、PDが64なので、玉型サイズが42となるが、
度数が−13Dなので、あまり薄くならない。
その人にはシンメトリーなどの方が良さそう。
2)−2 広い視野を要望されている。
たとえば、ご本人のPDが58で、度数が−11Dなので
36□22で作りたいが、視野が広い方がよいとおっしゃる。
その場合には、42□16くらいの枠の方が良さそう。
●ディアネスにうまく合うのは、
・度数がさほど強度ではなくて(10D未満)で、
PDは62〜64程度の人
・度数が最強度でPDが56〜60程度の人
ディアネスに入れるレンズ
ディアネスにはガラスレンズを入れてください。
プラスチックレンズだと弾力性があるので
何かの拍子で脱落のおそれが出てきます。
ガラスなら、ネジゆるみがない限り、脱落しません。
ディアネスのフィッティング調整
●ディアネスは、曲智ですが、その開き具合(角度)は
調整できるようにしてあります。
こめかみ部を抑えないフィッティングをしてください。
●モダンは、ディアネスのイメージに合う
ユニークでシャープなものを採用しました。
上と下が尖っています。
下の尖りは、屈折点から先をうまく合わせないと
耳の軟骨にひっかかって耳がいたくなります。
ディアネスでなくとも、もともと、モダンの屈折点から
先の部分は耳にひっかけるのではなくて
頭を横から抱き込んでメガネを保持するのですが、
ディアネスにおいては、その方針をよりしっかりと実行して
いただく必要があります。
言い換えれば、本来の望ましいフィッティングを厳密に要求する
モダンですね、ディアネスのモダンは。
とはいうものの、耳の後上部の億へのスボマリが少ない
頭のカタチの装用者の場合には、抱き込み力をうまく
使えず、耳にかかる力も少しは利用しないとしかたがない場合も
たまにあります。
その場合には、下の尖り部分をヤスリで削ってバフをかけて
丸めるか、シリコンのチューブを屈折点から先に巻くか、
あるいは、他のモダンに換えるか、
ということで対処を
御願いします。
なお、ディアネスのモダンは熱を与えすぎますと
尖り部分が波打ってきますので、
熱をくわえすぎないようにご注意ください。
●クリングスはU字ですので、パッドの片寄せがしやすいです。
ディアネスのレンズ加工
ディアネスの型板は、ダミーレンズよりも少し大きめに
できています。
大きさの設定においては、−0.30前後で合う場合が
多いですが、初回には、別の不要レンズで大きさを
確認されることをお勧めします。
ディアネスのリムカーブは3カ−ブです。
強度近視のレンズに3カーブのヤゲンをつけて
レンズの上辺のヤゲンはやや前寄りにし、
レンズ下辺にアンダーすっきり加工をしますと、
耳側のヤゲンの稜線はほぼ中央かやや後ろに来ます。
そのヤゲンを残しておいて平摺りにはしない方が
耳側のウズが目立たなくなりますが、
正面から見たら、平摺りのほうがレンズの
耳側の端は目立ちません。
|