東京都あきるの市・オプトオオノ・大野龍男様

   2008.11.17 メガネ通販110番 岡本隆博

 貴店のHP http://opt-ohno.com/index.html(2008.11.17現在)の内容について、おたずねします。
 貴店のHPのトップページには、メガネの技術がどうとか、信念がどうとか書いてありますが、貴店はサングラスの通販をしておられます。
 質問1)貴店のサングラスには3次元調整がしてあるとのことですが、それにより誰にでも調整なしで合うなんて有り得ません。
 皆さん、顔の大きさ、耳や鼻の位置や状態が違うのに、貴殿は個々のユーザーの顔を見なくてもどういう状態であるかがわかるのでしょうか。
 質問2)貴店の通販で買ったサングラスがかけ心地が悪ければ、ユーザーはそれを近隣のメガネ店に調整に持っていくでしょう。
 その依頼を受けた店は、無料または安い料金できっちりとフィッティングをすると思われますか。
 質問3)貴殿は認定眼鏡士だそうですが、その認定をした(社)日本眼鏡技術者協会のサイトのトップページに通販に対する警告が書いてあります。貴殿はその協会の認定眼鏡士であることをどう思われますでしょうか。
 
*上記の質問に対して、大野氏から返事が来て、私(岡本)がそれに答えたやりとりを、以下に示します。

大野 
はじめまして、大野です。
 貴会の出版誌、私も拝見しております。(全巻ではないのが残念なのですが)大変勉強になることも多く、大いなる自信をお持ちなのでは、と、拝察いたしております。また、とても多岐に亘る造詣の深さに、驚いております。
 頂戴いたしましたメール拝見いたしました。
 その中での、私の販売方針への疑問・攻撃・批判につきまして理解できる部分もありますが、もっと大きな意味での反論が有り、逃げるつもりはありません。
 しかし岡本さんのHPに見られるような議論の戦いは、睡眠時間を削ってまでは、遠慮させていただきたく存じます。
 もし、ご迷惑でなければTELでお話をさせていただければ文章の苦手な私の考えも、比較的伝心するのではないかと考えます。
 
岡本 
電話での議論はお断りします。会話での議論は、話術と押しの強さがかなり影響し、感情的になりやすく、筋のとおった議論はできません。自店のHpであれだけ饒舌に書いておられて「文章の苦手な私」という言い訳は通用しません。
 おしゃりたいことがあれば、メールでどうぞ。

 まず、私が昨日お尋ねした3つの質問に、誠実にお答えをいただきたいです。もっと大きな意味での反論、などと逃げてはいけません。
 それと、私は日本眼鏡技術研究会の代表者でもありますが、このサイトと日本眼鏡技術研究会とは直接の関係はありません。

 それで、同会の会誌は会費を払って会を支えていただいている会員のかたがたに読んでいただくために編集発行されています。貴殿は日眼研の会員ではありません。誰から本誌を見せてもらわれるのですか?(質問4)

 もっと大きな意味での反論、というのは、おそらく、こういう意図だから、というものでしょうが、目的が正しければ手段はおかしなものでもかまわないというのは間違いです。
「もっと大きな意味での反論」などと意味ありげに言ってその内容を言わないのではずるいですし、言えないのでは情けないというほかはありません。
 ずるい、情けない、と言われるのが不本意であるのならその「大きな意味」についてご説明ください。(質問5)

 なお、これまでの5つの質問に個別にきちんと答えることなく次のメールをいただきましても、それはそのままお返しし、私と貴殿との話はここで終わったことにします。

 *これに対してメールで返事がきましたが、個別の質問への返事はなくて別のことが書いてあったので「それは載せません」との予告通り、ここには掲載しないものとします。それで私は大野氏に下記のように述べました。
 
                 ●

 3次元調整などと言って素人さんをたぶらかすのはいただけません。
 その調整に本当に自信と確信があるのなら、私からの質問に対してきちんと答えられるはずです。
 顔形大きさはみな違うのですから、そんな調整で誰にでも合うというわけがないのです。もともとその人に不適合な大きさや形状のものであれば、技術者がいろいろ調整しても合わないものがあるのに、個々の顔に合うかどうかを見てもみない通販で、しかも、特定の個人に向けたフィッティングをすることなく、誰でもかかり具合がおK、なんてことになるわけがないのです。
 あの「3次元調整」というのは、いい加減なものだからこそ、私からの質問に答えられないのです。

 貴殿は、通販などして、眼鏡士としての誇りも捨てているのですね。恥ずかしいことだと思いませんか。 私が協会の会長なら貴殿に警告をして、それでもきかないのなら認定眼鏡士から除名です。
 眼鏡士でなくともメガネやサングラスの通販は好ましいものではありませんが、武士としての誇りを持つべき眼鏡「士」ならなおのこと通販はすべきではありません。
 貴殿が通販をやめないのなら、認定眼鏡士の看板を外していただきたいと私は思っています。
それから、日眼研雑誌を今後もお読みになりたいのでしたら、会費を払って会員になって堂々とお読みいただきたいと思います。

参考
「○○士」の「士」とはなにか、ということについては、下記の記事もご参読いただければ幸いです。

http://www.optnet.org/namanokoe/kokkasikaku.html



*オプト・オオノさんは、20091.4.22時点では、店のHPにメガネやサングラスの通販はしない旨を明記しておられます。協会から個別に指導が入ったようです。


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