丸メガネ・セルフレームの
「カークレイン」が登場
丸メガネのセルフレームでのヒット作「クライス」が、
メーカー在庫が完売御礼となりましたので、
続編ともいえる新作を製作しました。
各所に新着想の改良を加えて登場。
モデル名は
『カークレイン(Kercrane)』
です。
毎度おなじみのオリジナル設計によって、
新しいメガネフレーム
として完成してきました。
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かつての丸セルフレーム
「クライス」の続編 |
レンズ型は、かつてのオリジナルの
「クライス」と、まったく同じ。
レンズ一枚の横幅が38mmで、
レンズ上下幅が36mmで設計しています。
レンズまわりの「リム」の厚み・ボリュームも同じ。
フレーム総横幅も、カークレインとクライスは同じで
それぞれ130mmとなっています。
しかし2つの点で、
クライスから仕様をチェンジさせているのです。
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2つの点で、チェンジ!
(画像のカークレインは、カラー M59-551 黒 です) |
1つめのチェンジは、
鼻部分の形状の変化です。
これまでのクライスよりも、
一体感を重視した鼻部分の
形状にしています。
鼻パッドを、日本人に合う位置に設置するため
考えに考えたブリッジまわりのデザイン、
そして、
鼻部分の上下幅は、ギリギリまで短くして、
スマートさを高めています。
鼻パッドは、通常の丸眼鏡セルフレームよりも、
左右のパッドの開きの角度を左右に広げています。
つまり八の字が角度が広がったということです。
これによって、フォルムのスマート化を果たしましたが、
「必要により、メガネ購入時のフィッティングのときに
鼻パッド部分に熱をかけて」、
「装用者の鼻の当たりに合わせて
鼻パッドをねじるようなフィッティング作業
をする必要」があります。
高度なフィッティング技術を持つ店ならではの
丸眼鏡オリジナル・フレームだといえます。
メーカー参考小売価格
\29700(税込)
\27000(税抜) |
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鼻部分は、上下幅をできるだけ短く
(画像のカークレインは、カラー M59-551 黒 です)

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鼻部分は、上下幅をできるだけ短く。
鼻パッドは、従来のものより角度を広げて・・・・・・
(画像のカークレインは、カラー M59-551 黒 です) |
そして2つめのチェンジポイントは、
智からテンプルの部分に
新機軸のこだわりを盛り込んだところです。
伸びやかなデザインの腕パーツは、
今回初登場のニュー・デザイン。
根元で少し太くなっており、
あるところから細くなる、
躍動感に富んだシェイプ。
クラシックとヨーロッパ調と、
アートをも意識したシンプルデザインです。
根元で少し太いため、
レンズサイドの「智」と呼ばれるパーツも、
これまでの丸眼鏡セルフレームよりも、
少し太くなり、丈夫さが高まりました。
セルフレームは、
一枚の『アセテート』と呼ばれる
プラスチック樹脂の板を
切り抜いて作られるのが、
標準的な工法です。
カークレインのブリッジ部分は、
その標準的な工法で作られますが、
リムまわりを細身に、
鼻周りや腕周りをやや丈夫に、と、
適材適所に太い細いを使い分けたカットを
施しています。
鼻あて部分のサイズ設計には、
かなりの手間をかけました。
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ニュー・デザインの腕パーツ
(画像のカークレインは、カラー M59-551 黒 です)

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根元で少し太く、あるところから細く
(画像のカークレインは、カラー M59-551 黒 です)

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これまでの丸眼鏡セルフレームより、少し太い根元
(画像のカークレインは、カラー M59-551 黒 です) |
これまでの丸メガネでおなじみの、
黒やチャマダラキハクグラデも、
人気色については今回もまた作っていますが、
これまでの丸メガネにはなかった色も、
新色ということで何種類か作っています。
サイズは 38□30 というサイズで、
目と目の間の幅のサイズが
64〜68ミリの人に好適です。
カラーデータ カークレイン
サイズ 38□30
・カラー 黒 |
(M59-551) |
・カラー カーキ→グリーン |
(O-4205) |
・カラー ライトブラウン波 |
(H20-012) |
・カラー かすれラインブラック |
(VS2221) |
・カラー 茶マダラキハクグラデ |
(830645) |
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上から順番に、
黒、
カーキ→グリーン、
ライトブラウン波、
かすれラインブラック、
そしてチャマダラキハクグラデです。 |
おなじみの黒は、
ベーシックな色です。
レンズ両サイドの「智」が太くボリュームアップしたので、
これまでの丸メガネよりは精悍(せいかん)な感じが
増えています。
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「智」が太くボリュームアップ
(画像のカークレインは、カラー M59-551 黒 です) |
つづいて
カーキ→グリーン(O-4205)という、
今回初登場となる色です。
表面に薄く茶色を、
裏面一帯にグリーンのクリア生地を配した色合いです。
見る角度によって、
色合いの変わる不思議な素材感となっています。
特に正面から見た色合いが秀逸(しゅういつ)です。
グリーン系のような、ブラウン系のような、
どちらとも特定しにくい
独特なカーキ・ブラウンに見えます。
フランスのヴィンテージ・グラスを思わせる、
深みある高ニブラウンの組み合わせの
妙味(みょうみ)と言えるでしょう。
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表面に薄く茶色を、裏面一帯にグリーンのクリア生地を
(画像のカークレインは、カラー O-4205 カーキグリーン です)

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見る角度によって、色合いの変わる不思議な素材感
(画像のカークレインは、カラー O-4205 カーキグリーン です) |
そして、
ライトブラウン波(H20-012)です。
水牛のツノの柔らかいベージュを模した、
高級感あるライトブラウン系のトーン。
ところどころの茶色の陰影(いんえい)と、
今回新投入の直線的デザインの腕パーツが、
相乗効果をもってヨーロッパのイメージを
醸(かも)し出しています。
ドイツ・マイスターズ工芸を思わせる、
先鋭的な逸品です。
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水牛のツノを模した、高級感あるライトブラウン系
(画像は、カラー H20-012 ライトブラウン波 です)

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ドイツ・マイスターズ工芸を思わせる
(画像は、カラー H20-012 ライトブラウン波 です) |
この「かすれラインブラック」という色(VS2221)は、
一見すると単なる黒にしか見えませんが、
黒は黒でも、
かすれたラインが一面に張り巡らされた、
かなりテクニカルな製法のなされた黒です。
近くに近づいて見ると、
その芸の細かさがよくわかります。
黒というよりは
ダークグレーに近い雰囲気ですが、
均一化された質感のグレーとは一線を画す
技の効いたグレーカラーです。
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黒は黒でも、かすれたラインが一面に
(画像は、カラー VS2221 かすれラインブラック です)

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均一化された質感のグレーとは一線を画す
(画像は、カラー VS2221 かすれラインブラック です) |
そして最後にご紹介は、
「茶マダラキハクグラデ」(830645)です。
毎回、さまざまな丸メガネで
使用する度(たび)にすぐメーカー品切れとなり
売り切れる希少カラーです。
ランダムなマダラバラフは、
まったく同じ柄がふたつとない、
芸術的カラーです。
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毎回品切れとなる、希少な色
(画像は、カラー 830645 チャマダラキハクグラデ です)

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ランダムなマダラバラフ
(画像は、カラー 830645 茶マダラキハクグラデ です) |
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今回は、
このカークレインに使用したテンプルが
フレンチテイストを感じさせるためか、
色目には
「シャープな風合いを活かす色」が
多く選ばれています。
パッと見は黒のようでも、
よく見ると違う、といった
違いのわかる大人の配色が目立ちます。
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カーキブラウンとグリーンの組み合わせは、フレンチアートの味
(画像のカークレインは、カラー O-4205 カーキグリーン です) |
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カークレイン 各カラー紹介 |

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カラー M59-551 ブラック |
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カラー O-4205 カーキ→グリーン |
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カラー H20-012 ライトブラウン波 |
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カラー VS2221 かすれラインブラック |
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カラー 830645 茶マダラキハクグラデ |
写真 : 岡本 真行 |
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