この私、岡本真行が福井県にまで行って、
知人のセル生地倉庫の蔵の中で修行に励んだ結果のメガネがまた、
新たに完成してきました!
ブランド名は『Magazzino ngk(マガズィーノ エヌジーケー)』、
今回のモデルは、レンズの形は女性向きのスマートなラインですが、
まるでアイラインをひいたような目尻のカッティングが秀逸です。
福井の工場の技術には、ただただ敬服するのみ。
このモデルはいわば試作品でして、生地の発色とフレームのシェイプ、サイジングが
うまく噛み合うかどうかを試すために作ったモノなのですが、
できばえは私の予測をはるかに上回り、
アーティフィシャル・アーティスティックの様相を呈しています。(意味不明)
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これらの実物の色の風雅は、もはや言葉では表せない……
この型のモデル、カラーは、赤・紫・ストライプグレーの三色ができてきたのですが、
特に『赤』と『紫』が特筆すべき色味を持っています。
『笹柄(ささがら)』と古来より呼ばれる、クラシカルな柄パターン。
『赤』は赤地に、なんともいえないような質感の朱赤の生地が織り込まれたアール・キュイジーヌ。
『紫』のほうは紫地に、朱・山吹の二色が埋まり込んだ笹モチーフの、
オートクチュール・プレタポルテな仕上がりとなっています。
……失礼。勢い余って無茶苦茶な表現でお茶を濁してしまいました。
それほどまでにこの、イタリア特産のクラシカルな配色を用いた上質な生地の質感が、
筆舌に尽くしがたい味わいと風合いを兼ね備えているということなのです。
マズい、だんだん言葉のボキャブラリーのネタが切れてきた……
終 |