アンダーすっきり加工は、
ふちなし(ツーポイント)の場合も可能です。
この場合はレンズの下辺だけでなく上辺にも特別な加工をしますので、
「上下すっきり加工」と名づけました。
下記の写真をご覧ください。
写真のメガネの… 左と右を見比べてみてください。
*向かって右側 (左目の前のレンズ) が、
「上下すっきり加工」をしたものです。
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52□20(天地40)の枠に
左右とも、屈折率1.60で-4.75Dのプラスチックレンズ が入っています。
光学中心の位置は左右共に天地中央よりも
2mm上で、水平方向では左右ともにPD34に
合わせてあります。
これで、レンズ下縁の厚みは
一番薄いところで、左右共に2.9mmです。
この程度の度数になると、
ふちなし枠の場合の
通常の平たいエッジング加工を全周に施したものは、
正面から見た場合でも右眼(向かって左)のレンズでは
すでに下縁の白い全反射により、けっこうな厚み感が
出ているのがおわかりいただけると思います。
この場合、上下すっきり加工を施した向かって右のレンズ
では、レンズ上辺に若干の厚み感が出ていますが、レンズ
下辺は、厚み感がありません。
そして、装用者が下を向けば向くほど、
レンズ上辺の厚み感にも差が出てきますし、
レンズ下辺の厚み感も、上下すっきり加工を施した
向かって右のレンズのほうが薄い感じです。
なお、この場合、上下すっきり加工ではなく、アンダー(のみ)の
すっきり加工もできまして、そうすると、下向きの装用者を見た
ときにレンズ上辺が薄く見えるメリットは出ませんが、
正面を見た装用者を見た場合の、レンズ上辺の厚み感は、
通常の加工と場合と同じになり、ほとんど厚みを感じなくなります。
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これは「イメージ画像」ではありません。
実物をそのまま写真に撮ったものです。 |
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