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4種類の「くもり止めレンズ」とは
(2022年作成文)
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メガネレンズがくもる。



曇る

と書いて、くもる。



マスクが必要な環境になればなるほど
「メガネがくもる問題」は
重大事となります。
「ノンフォグコート」問題として、
最近はメガネ業界で話題になっています。

「メガネがくもる問題」



防曇(ぼうどん)レンズ
と呼ばれるジャンルのレンズです。



いわゆる「くもり止めメガネレンズ」は
4種類ある!
事は、あまり知られていません。




「くもり止めメガネレンズ」は
4種類ある!


1. くもり止めを毎日塗る(普通のレンズに)
(プラスチックレンズでもガラスレンズでもOK)
毎日メンテナンス
2. 特別な布で拭いてケア(緑の反射の防曇コートレンズ)
(プラスチックレンズのみ)
ときどきメンテナンス、クラシックな緑の反射のレンズ
3. メンテナンスフリ−、白い反射の防曇コートレンズ
(プラスチックレンズのみ)
マルチコートなしの次世代型メンテナンスフリーレンズ
4. メンテナンスフリー、緑の反射の防曇コートレンズ
(プラスチックレンズのみ)
マルチコートありの次世代型メンテナンスフリーレンズ




1. くもり止めを毎日塗る(普通のレンズに)
とは、
液体をレンズに塗ってから
ティッシュペーパーで拭き取るだけで
メガネレンズが一日くもらなくなる!
というものです。

当店ではメガネクリンビューという商品を選び、
¥780(税込) にて販売しています。

この方法は、プラスチックレンズでもガラスレンズでも、
どんな種類のレンズにも塗るだけでくもり止めできる
という万能性が利点です。

*類似の性質を持つ商品は
いろいろありますが、
メガネクリンビューくもり止めが、
調べた中では一番効果が高い感じです。

*液体ではなく、
くもり止めペーパーや
くもり止めメガネレンズ拭き布
といった商品も出ています。
どんなメガネレンズにも使える便利グッズです。



当店ではメガネクリンビューという商品を選び、
¥780(税込) にて販売しています



2. 特別な布で拭いてケア(緑の反射の防曇コートレンズ)
とは、
最初に油脂成分がコーティングされた
独特な手触りのプラスチックレンズ。

たいていのレンズ会社が扱っている、
「防曇(ぼうどん)レンズ」といえば、
昔からはこれ(クラシックなタイプ)になります。

油脂成分を染みこませた布
が付属しており、
その布でときどきレンズを拭くことで、
防曇(ぼうどん)性能を維持するという仕組みです。

*どのくらいのサイクルで、
油脂成分をしみこませた布で
レンズを拭くべきか
は諸説あります。レンズメーカーによっても
違うかもしれません。
あと、油分付きの布ではなく
クリーナーの液体が付属していて
ときどき塗ってコートを維持
というものもあります。

このレンズの表面そのものにも少し、
油脂成分の由来による
独特な手触りの皮膜があります。
よごれ、とくに油よごれ系 がついたとき
布やティッシュで拭いて取ると
他のレンズより少し時間がかかる感じです。
(油脂成分を使用していますので、
 仕方がないですね)

油脂成分を染みこませた布
が付属



クリーナーの液体が付属していて
ときどき塗ってコートを維持
というものも


3. メンテナンスフリ−、白い反射の防曇コートレンズ
とは、
超親水コーティングをコートした
新世代型のプラスチックレンズ。
いわゆる「メンテナンスフリー ノンフォグコート」
と呼ばれるレンズは、ほとんどはこれです。

メンテナンスフリー。つまり、
布で拭いたり液体をつけたり(メンテナンス)
しなくてもいい(フリー)

くもり止めが長く持続するということです。

メガネのマルチコートには、
「強撥水コート」という機能が付いていますが、
『撥水(はっすい)』では、
くもり止めの効果はさほど見込めません。

くもり止めは『親水(しんすい)』という機能を持つ
コートが必要になるのです。

水を弾(はじ)くのではなく、
水の粒子を細かくして
レンズ表面に広く伸ばして保持します。

その細かい水分の粒子が、
くもり止めの効果を持つ
バリアを形成するという仕組みです。

どうも、この超親水コーティングを
メガネレンズに使うと、
マルチコーティングの上から付けることが難しいようで、
現状では
マルチコーティングなしの、
白い反射光のレンズの上に、
この超親水コーティングという組み合わせが
メガネ業界ではきわめて多いです。

*マルチコーティングは、
レンズの寿命を延ばす効果を持っています。
プラスチックレンズのコートの寿命は
3年 から 4年 といわれていますが、
それはマルチコーティングの寿命でもあります。
マルチコーティングが剥(は)げると、
下地のレンズの表面は荒れ放題となり、
すぐに使えなくなってしまいます。

*マルチコーティングは、
表面のチカチカ映り込みを
大きく防ぐ効果を持っています。
メガネをかけた人を外から見たとき、
レンズ表面の白いチカチカした光を
かなり減らしてくれるので
自然にすっきりと見えます。
また、メガネをかけた人から見た視界でも、
チカチカした反射光を減らしますので、
レンズ表面と裏側の、外からの光の反射を
減らして、より自然な見えかたにしてくれます。

白い反射の防曇コートレンズには、
今のメガネ業界では標準とされている
マルチコーティングがついていないという
大きな特徴があります。
マルチコートなしでも、
気にせずかけられる人もいますし、
マルチコートなしだと、
違和感を感じてかけたくないという人もいます。

この白い反射光の防曇レンズは、
表面の超親水コートの寿命が、
そのレンズの寿命です。
1年 から 2年 くらいのコートの寿命かと思われますが、
マルチコートよりも寿命は短いといわれます。

このレンズの表面そのものにも少し、
超親水の成分の由来による
独特な手触りの皮膜があります。
汚れがついたとき布やティッシュで拭いて取ると
水よごれ系統を取るには少し時間がかかる感じです。
(粒子を細かくして定着・拡散させるレンズですので、
 仕方がないですね)

強撥水コート → たいていのメガネレンズの
 マルチコーティングに付いている標準的な機能です。
 水が付いたときに弾きます。
超撥水コート → ごく一部のメガネレンズの
 マルチコーティングに付いている機能です。
 強烈に水を弾きますが、
 くもり止めの効果があるわけではありません。
 汚れが付きにくいことがメリットです。
超親水コート → ごく一部のメガネレンズの
 表面に付けることができる機能です。
 水の粒子を細かくしてレンズ表面に
 広く伸ばして保持します。
 くもり止めのバリアを形成します。
マルチコート → たいていのメガネレンズに
 付いている、薄い緑色の反射光を持つレンズ。
 マルチコーティングによって
 表面の白いチカチカ映り込みを防ぐという大きな効果が。
マルチコートなし → 最近は少なくなりましたが、
 白い反射光のレンズ。
 マルチコートがついていないレンズです。


4. メンテナンスフリ−、緑の反射の防曇コートレンズ
とは、
超親水コーティングをコートした
新世代型のプラスチックレンズ。
しかもマルチコートを下に付けることに成功した、
2022年現在では「ほんの少ない会社でしか作れない」
という超希少なレンズです。


メンテナンスフリー。つまり、
布で拭いたり液体をつけたり(メンテナンス)
しなくてもいい(フリー)

くもり止めが長く持続します。

メガネレンズのマルチコートの上に、
超親水コーティングをつけることに成功。

くもり止めの『親水(しんすい)』機能と、
表面の白いチカチカの反射を防ぐという
ふたつの利点をあわせ持っています。

*マルチコーティングは、
レンズの寿命を延ばす効果を持っています。
緑の反射の防曇コートレンズの寿命は、
通常のマルチコーティングのレンズと同じ
3年 から 4年 とのことです。

このレンズの表面そのものにも少し、
超親水の成分の由来による
独特な手触りの皮膜があります。
汚れがついたとき布やティッシュで拭いて取ると
水よごれ系統を取るには少し時間がかかる感じです。
(粒子を細かくして定着・拡散させるレンズですので、
 仕方がないですね)

2022年現在では
「ほんの少ない会社でしか作れない」
という超希少なレンズ


ただし
4. メンテナンスフリ−、緑の反射の防曇コートレンズ
には、いくつかの弱点があります。

弱点というより、『制約がある』ということです。

制約1
遠近両用など累進レンズが注文できない

2022年現在では、このレンズは
遠近両用や中近両用や近近両用レンズなど、
いわゆる「累進レンズ」で注文することができません。
将来、注文できるようになるとよいのですが。

制約2
プリズム注文など特別注文加工ができない

2022年現在では、このレンズは
「プリズム注文」や「小径指定」や「カラー指定」など、
いわゆる「特注レンズ」にて注文することができません。
将来、注文できるようになるとよいのですが。


制約3
近視は−6.00まで、乱視は−2.00まで、遠視は+4.00までしか注文ができない

2022年現在では、このレンズは
「近視は−6.00まで」「乱視は−2.00まで」「遠視は+4.00まで」
しか注文できません。
つまり度数に制限があるということです、
そのひとそのひとの度数により、
使える人と使えない人がいるということになります。
将来、度数制限が減り
注文範囲がもっと広くなるとよいのですが。




4種類のくもり止めレンズ
のまとめ


まとめますと、
4種類のくもり止めレンズの長所 ですが、

1. くもり止めを毎日塗る(普通のレンズに) は、
 毎日メンテナンス するレンズ。
どんなレンズにも使える、グッズを使ったくもり止めです。
長所はお手軽で試しやすい・・・くもり止めレンズの世界に入門しやすいことと、
レンズの寿命が短くないこと、水よごれや油よごれが取りにくくないことです。

2. 特別な布で拭いてケア、緑の反射の防曇コートレンズ は、
 ときどきメンテナンス、クラシックな緑の反射のレンズ。
油脂成分由来のコーティングと、グッズを使って油脂を継ぎ足すくもり止めレンズです。
長所は 「遠近両用やプリズム注文や度数」の制限が少ないこと
寿命が短くないこと 水よごれが取りにくくないこと です。

3. メンテナンスフリ−、白い反射の防曇コートレンズ は、
 マルチコートなしの次世代型メンテナンスフリーレンズ。
超親水コーティングを使ったくもり止めレンズです。
長所は 「遠近両用やプリズム注文や度数」の制限が少ないこと
油よごれが取りにくくないこと です。

4. メンテナンスフリ−、緑の反射の防曇コートレンズ は、
 マルチコートありの次世代型メンテナンスフリーレンズ。
超親水コーティングを使ったくもり止めレンズです。
長所は 反射光が少ない見た目の自然さでメンテナンスフリー、
寿命が短くないこと 油よごれが取りにくくないこと です。

4種類のくもり止めレンズの長所
1. くもり止めを毎日塗る(普通のレンズに)
毎日メンテナンス
長所はお手軽で試しやすい、くもり止めレンズの世界に入門しやすいことと、
レンズの寿命が短くないこと、水よごれや油よごれが取りにくくないこと
2. 特別な布で拭いてケア(緑の反射の防曇コートレンズ)
ときどきメンテナンス、クラシックな緑の反射のレンズ
長所は 「遠近両用やプリズム注文や度数」の制限が少ないこと
寿命が短くないこと 水よごれが取りにくくないこと
3. メンテナンスフリ−、白い反射の防曇コートレンズ
マルチコートなしの次世代型メンテナンスフリーレンズ
長所は 「遠近両用やプリズム注文や度数」の制限が少ないこと
油よごれが取りにくくないこと
4. メンテナンスフリー、緑の反射の防曇コートレンズ
マルチコートありの次世代型メンテナンスフリーレンズ
長所は 反射光が少ない見た目の自然さでメンテナンスフリー、
寿命が短くないこと、油よごれが取りにくくないこと
      ***********************************
4種類のくもり止めレンズの短所 ですが、

1. くもり止めを毎日塗る(普通のレンズに) は、
短所は メンテナンスしないといけないこと です。

2. 特別な布で拭いてケア(緑の反射の防曇コートレンズ) は、
短所は メンテナンスをしないといけないこと と、
油よごれ系は、やや拭き取るのに苦労することです。

3. メンテナンスフリ−、白い反射の防曇コートレンズ は、
短所は 寿命がやや短いこと と、
水よごれ系は、やや拭き取るのに苦労すること、
白い反射光が映るレンズであること です。

4. メンテナンスフリ−、緑の反射の防曇コートレンズ は、
短所は 「遠近両用やプリズム注文や度数」の制限があることと
水よごれ系は、やや拭き取るのに苦労することです。

4種類のくもり止めレンズの短所
1. くもり止めを毎日塗る(普通のレンズに)
毎日メンテナンス
短所は メンテナンスしないといけないこと
2. 特別な布で拭いてケア(緑の反射の防曇コートレンズ)
ときどきメンテナンス、クラシックな緑の反射のレンズ
短所は メンテナンスをしないといけないこと と、
油よごれ系は、やや拭き取るのに苦労すること
3. メンテナンスフリ−、白い反射の防曇コートレンズ
マルチコートなしの次世代型メンテナンスフリーレンズ
短所は 寿命がやや短いこと と、
水よごれ系は、やや拭き取るのに苦労すること、
白い反射光が映るレンズであること
4. メンテナンスフリー、緑の反射の防曇コートレンズ
マルチコートありの次世代型メンテナンスフリーレンズ
短所は 「遠近両用やプリズム注文や度数」の制限があることと
水よごれ系は、やや拭き取るのに苦労すること

なお、ここでいう
3.メンテナンスフリー、白い反射の防曇コートレンズと
4.メンテナンスフリー、緑の反射の防曇コートレンズの
「水よごれが取りにくい」という短所ですが、
化粧水などがうっかり付いてしまった場合に
●布でふきまくってもほとんど取れなくなってしまう。
●流水で流せばあっさりと取れる。
といった
「特定の水分よごれに、流水なしではとても相性が悪い」
という特徴です。
そのあたり、超親水コートは

「クセの強いレンズ」
だと言えます。
そこのところは注意して取り扱わなければなりません。
     ***********************************

総評

眼鏡店の立場からいいますと、
これらの防曇(ぼうどん)レンズは、
どのように取り扱うべきでしょうか。
当店アイトピア
の場合は・・・・・・


1. くもり止めを毎日塗る(普通のレンズに) は、
お客様に、まっ先にお勧めしていきたいものです。
くもり止めの液体か拭き布や拭き紙をまず使っていただき、
便利で助かったということでしたら
続けてくもり止めグッズをお買い求めいただくか、
そのほかの「くもり止めレンズ」をご提案していきたいところ。


2. 特別な布で拭いてケア(緑の反射の防曇コートレンズ) は、
お客様にご提案するには、やや注意が必要なところです。
メンテナンスをするための布か薬液の取扱いを継続するには、
あるていどマメな性格でケアに熱心な人でないといけません。
油よごれ系は、やや拭き取るのに苦労することから、
そのあたりのデメリットを受け入れてくださるかた
のみにお勧めするべきですね。


3. メンテナンスフリ−、白い反射の防曇コートレンズ は、
お客様にご提案するには、かなり注意が必要なところです。
見た目が「白い反射のマルチコートなし」ですので、
家メガネで使うなら見た目の点では問題ありませんが、
外にかけていくとやや白い光が気になるかも。
水よごれ系は、やや拭き取るのに苦労することから、
そのあたりのデメリットを受け入れてくださるかた
のみにおすすめするべきですね。
寿命も、やや短いというメーカーのコメントもありますので、
よほどのニーズのあるお客様だとわかった場合で、
かつ、度数やプリズムなどやや度数に特徴があるかたにでしたら、
おすすめしてみてもいいかなと。


4. メンテナンスフリ−、緑の反射の防曇コートレンズ は、
お客様にご提案するには、やや注意が必要なところです。
見た目は「ブルーライトカットでUV100%カット」という
付加機能も付いていますが、それはまだいいとしまして、
遠近両用やプリズム注文や度数制限がありますので
使える条件に適合しそうなかたのみに「お知らせ、お勧め」をしないといけません。
水よごれ系は、やや拭き取るのに苦労することから、
そのあたりのデメリットを受け入れてくださるかた
のみにおすすめするべきですね。





さて、どうしたものか・・・・・・





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