追伸

実は私は、
通販されている店に、お尋ねしましたのは
先週が初めてではありません。

　なにぶん3年も前の事でしたので、
忘れてましたけど、
その当時、
岡本さんがメガネのＨ店に公開質問されました内容を拝見し、
その店に通販での購入の場合のアフターケアーに尽きまして、
メールにて問い合わせした事があります。

その店の店長さんから頂きました返信メールには、
メガネのＨ店の電話番号が書かれてまして、
メールでは長くなり混乱するもとですので、
よろしければ電話下さいとありましたので、
日を改めて電話させて頂きますと返信し、
後日電話を致しました。

そのやり取りは以下の通りです。

「頂きましたメールをもう一度読んでおりました。
返答の前に、確認させて頂きますが、
お客さんは、一般の方ですね。
通販に尽きましては、できれば我々もこういう方法では販売したくはないのですが、
それを求める人がいる限りは止める訳にはいきませんし、
お客さんのように本当にメガネが必要で掛けている人は、
我々がどんなに勧めても通販なんて利用しませんし、
そういうお客さんばかりでしたら通販される店はなくなると思いますが、
うちも売り上げが落ちてますので、致し方ありません。
ただ通販に対してかなり語弊があるようですけど、
最初に通販を始めた方は、寝たきりの人や、
どうしても来店出来ない人の為に手助けの為に始めたと聞いております。
寝たきりの人には、フィッティングは、してもしなくてもある意味大差ないですから。
しかしその後、一部の消費者が、他人の迷惑も考えずにゲーム感覚で購入し、
購入してもいない店にフィッティングを依頼し、
マイナスイメージを作ってしまい、どうしようもない。
健康である内は、お客さんのように神経質な人には通販はむきませんからやらない方が賢明ですよ。
ただお客さんと同じような質問をされた事がありましたけど、
その方は日本技術眼鏡協会とか申してました。
一般の方ではありませんが、消費者の方から質問されました事は、初めてですので、驚きました。
しかしうちの店が通販を止めても他店がしてたら同じですし、
通販で眼鏡を求めようとする消費者がいる限り、眼鏡の通販は無くならないんじゃないの、
ただ我々も購入方法として通販では、問題点ありますので、
通販しなくてもすむ方法を検討していきますが、
今の所は、通販を止めるつもりはありません。
通販に対してマイナスイメージを持たれている事は覚えときます。」

以上が、回答でした。

結局、違法ではない限り、
フィッティングやアフターケアー等一部放棄しても、眼鏡の通販は払拭されないんですね。

では、購入するユーザーが居なくなりましたら
メガネの通販は無くなるのでしょうか。

しかし人の考え方はさまざまで、
ご自身の店で通販してされてながら、我々もこういう方法では販売したくはないのですが、
それを求める人がいる限りは止める訳にはいかない等とコメントされる方もいますし、
結局、違法ではない限り、
メガネやコンタクトレンズや補聴器等、人の身体の一部分になりうる道具でも、
通販は払拭されないんですね。悲しく思います。

去年の10月頃に、宇都宮市内のＳメガネ店で、
眼鏡を一本作る際に、たまたま通販の話になり、
思わず「販売する方も販売する方だけど、購入する方も購入する方だ」述べた所、
そう言ってしまったら身も蓋も無くなり、一番悪いのは販売する方だと、社長は言ってました。

通販で、購入する事は、自分自身の命を売り渡すようなもので、
それほどの恐ろしさを知らずに、目の前にぶら下がられている餌に、
吸い寄せられて購入している消費者が、殆どで、
たまに通販で購入したフレームですが、フィッティングして頂けないでしょうかと来る人がいるようです。

フィッティングしてもどうにもならない時は、
通販で購入する事のリスクをきちんと説明し、
検眼し直して購入して帰っていくそうです。

そして後日、
そのお客さんは、こんなによく見える眼鏡は初めてで、損してたと、
通販の恐ろしさを教えて頂きまして有難うございましたと再び来店したようです。

ある方は、そこの店で眼鏡フレームを見て、
自分の気に入りそうなフレームがなかったようで、
いいや通販で購入しようと思わず、ぽろっと言われたのを聞き、
その時も、通販で眼鏡を購入する事の恐ろしさをとくと説明した所、
その方は通販で購入する事を止め結局、他店で購入したようです。
社長が言われるには、通販で購入する事の恐ろしさを知らない人が、
まだまだ沢山いるとの事です。

このＳメガネの社長さんは、
メガネ作りで一番重要なのは、フィッティングだと話されてました。
勿論、度数もメガネのサイズやレンズも大切ですから
蔑ろには出来ませんし、してはいけないが、
お客さんが一番優先される事といったら掛け心地で、
これが悪いと、もう論外と言われました。

それほど重要な事を、
通販は、顔を見てやり取り出来ない分、問題点はいくつも出て来る。

それを正確に伝えもせずに通販されるから、
おかしな事になる訳で、顔も見ずに注文して、
また引き受けて絶対問題が起きない筈ないし
本当に恐ろしい話なんだとメガネの通販に対しまして、
そのようにコメントされてました。

恐ろしさの度合いは、無店舗販売も似てると思います。
違うのは、無店舗販売はフィッティングは出来ますが、
連絡が途絶えた場合、困りますので、
通販や無店舗販売は眼鏡やコンタクトレンズや補聴器等、
人の身体の一部分として機能を果たす道具を販売する手段としては、
適さないように思います。

その社長さんが云うには違法ではなくても、
フィッティングやアフターケアー等、肝心な事を放棄して他店に任せる事で、
既に違反していると。言われてみますと、その通りでした。

必ずしもメガネの通販する事が悪いとは断言は出来ませんし、
そう言っている訳ではありません。

ただ、通常、店で調節して頂いて納得の上で購入しましても、
使用中に人によっては掛け心地が悪いといった場合も出てきます。

通販や無店舗販売では、かなりリスクは大きくなります。

通販で、購入しましたお客さんが使用中に不具合を感じ、
それを相談した際に通販されている店の販売員が、
出向いてしかるべき対応をして頂けるのなら、何も申し上げます事はありませんが、
ですが現状はそうでない場合の方が多々あります。

購入した者だけの損だけで終われば良いでしょうけど、
実際には購入してもいないのに、
ただフィッティングを依頼された店が迷惑被ってます。

そうなりますと、
他店で購入した物は調節しませんとという店が増えていき、
例えば引越して購入した店から離れた場合、
ユーザーは何処に今後アフターケアーをして頂けば良いのか分からなくなり、
店で購入したユーザーも迷惑を被ります。

ゆえに、メガネやコンタクトレンズや補聴器等、
人の身体の一部分になりうる道具に尽きましては、
通販や無店舗販売は適確ではないように、
個人的に、そう思った次第です。

誰もが、安心して愉しく暮らしていける環境になることを願って止みません。