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福井の工場に修行に.1 後編
タイトル:福井の工場に修行に.1・後編

それでは前回分、『福井の工場に修行に.1・前編』の続きといきましょう。
焼鳥屋さんでの飲み会の後、不条理にも我々を襲ったハプニングとは何か?
*「っていうかもう、その時点でメタル教室終わってるじゃん。
後編って岡本さん、その後もまだ福井で何かやってたの?」

そうです。その日の深夜に大阪に着くはずが、
もう一日を福井で過ごしてそのまま私は、
はるかなる大陸横断旅行へと旅立ち帰らぬ人に…
*「どうも、メタルフレーム作りで神経が参ってしまったらしい」

……。
メタルフレーム手作り教室が終わったあと、
セルフレーム組の人たちも入れて全員で焼鳥屋さんで飲み会。
が、その日の夜にハプニング。大阪方面に帰ろうと、
私も入れた生粋の大阪人三名が鯖江駅から帰ろうとすると駅員さんいわく、
「今日はもう、終電出ちゃいましたけど…」

帰りの電車は、大阪への終電が19:00だったのだとか。
それがいつの間にか、9:00となり、21:00と伝わり、
我々は2時間遅れで終電に乗り逃してしまったのでした。
*「鯖江って、終電早いんだね…」

駅前のホテルでチェックイン。男三人で2つの部屋を借りて一泊。
「どうやって寝たんだよ… 座り寝か? 立ち寝か?」

いやー、鯖江のホテルってけっこう人気あるんですね。盛況でなによりです。
よりによってほぼ満室だったなんて[笑顔]
次の日、私以外の2名は朝6:00起きで急いで大阪に帰っていきましたが、
私はまだ鯖江に残っておりました。

どうせ今日帰るならと、お世話になった福井の工場にもう一度訪問
タクシーで行くより、健康のために歩いていこうと
10キロ以上の道のりを革靴でひたすら歩き、命からがら工場に到着。

200610072.jpg

知人の工場のセル生地用の蔵。ツタで覆われることで温度を下げているのだとか。

*「あれ? 駅員さんやタクシーの運転手さんによると、
『鯖江では車がないと移動できない』んじゃなかったっけ?」

移動できない、といわれれば、移動してみせるのが本物の眼鏡士ではないでしょうか。
*「なわけないでしょ。タクシー代ケチりたかっただけだったりしてねぇ」
いいえ、健康のためには歩くのが一番!
おかげさまでめまいがして倒れそうになりました。[ニコニコ]
*「それ、ぜんぜん健康じゃないから。次の日に響いて足腰たたなくなるだけだから」

ここからの私の足取りは、簡単にチャートで表しましょう。

→知人の工場のセル生地工場を見せていただき、
工場内の膨大なセル生地の見本を4〜5時間かけてすべて確認
今後作るべきセルフレームのイメージをいかんなく膨らませる。
*「そこまでお世話になったんなら、セルフレームたくさん注文してあげてね」

200610151.jpg

蔵の中。イタリアから輸入されたセル生地・アセテートをさらに乾燥させて最高級素材に。

→知人の工場には‘東京の眼鏡デザイン学校の生徒さん’がまだおり、
彼らと一緒に知人の工場でなぜか昼食をごちそうになる
*「その知人の人が、デザイン学校の講師をされてたんだよね。まったくすごい人だよね」

→知人のご家族に車で送っていただき鯖江駅へ。そのまま列車で大阪に帰る。

*「結局、その知人の人にはお世話になりっぱなしだったんだね…」
そうですね、一日目の夜と二日目のお昼には
越前名物の蕎麦屋(そばや)さんにも案内していただきましたし、
他にもいろいろとお話ししていただき、ためになる数日間を過ごすことができました。
感謝いたしております。

*「どうでもいいけど、とにかく普通じゃないよ、このサイト…」

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